
暴飲暴食や疲労、ストレスなどが溜まると胃腸の粘膜機能が低下します。胃粘膜の機能が低下すると胃酸の影響を受けやすくなり、胃潰瘍や胃炎などの病気を発症してしまうことがあります。
日常生活や食事に注意するなどで改善する場合もありますが、症状によっては内服治療などを必要とすることがあります。
今回は胃液を抑える効果のあるイサロンの効果や副作用について解説します。
効果
イサロンはアルジオキサを主成分とする胃炎・消化性潰瘍の治療剤で、主に胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎などに効果を発揮します。
胃が健康な場合、自らの胃酸で胃の粘膜に炎症を起こしたり、傷をつけることはほとんどありません。胃粘膜機能が低下すると、胃酸などの影響を受け、粘膜が傷ついてしまいます。
イサロンの主成分が低下した胃の粘膜に働きかけ、胃酸から胃の粘膜を保護してくれます。また胃酸で傷ついた組織を修復する効果も得られます。
内服方法は成人に対して1日300~400mgを3~4回に分けて内服しますが、年齢や症状によって適宜増減するようにします。
また、消化性潰瘍や胃炎に用いられるほか、アスピリンなど鎮痛剤による薬剤の刺激から胃粘膜を保護する作用も得られます。
副作用
イサロンは比較的安全性が高く、副作用の少ない薬剤です。
主な副作用は、便秘の症状が見られることがあります。副作用が見られることはほとんどありませんが、いつもと異なった状態の場合は無理せず、医師や薬剤師に相談するようにして下さい。
透析療法を受けている方は、アルミニウム脳症、アルミニウム骨症など起こす恐れがあるため内服禁止となっています。
また腎臓に病気のある方は長期間内服することによりアルミニウム脳症、アルミニウム骨症を引き起こす恐れがあるため、血中アルミニウム、リン、カルシウム、アルカリフォスファターゼなど定期的に検査を受けるようにして下さい。
併用薬では、テトラサイクリン系抗生物質と併用すると、抗生物質の効果が半減してしまうことがあります。
ニューキノロン系抗菌剤では、イサロンに含まれる成分により抗菌剤の効果が減弱するなど薬の相互作用に注意するようにして下さい。
高齢者の方が内服する際は、肝臓や腎臓などの生理機能が低下している可能があるので、状態を観察しながら慎重に内服するようにして下さい。
まとめ
イサロンは消化性潰瘍や胃炎などに効果的な薬剤です。
不規則な生活や睡眠不足、ストレス、疲労など現代では、生活習慣の乱れから胃潰瘍などの病気を発症しやすい環境と言えます。
趣味にうちこんだり上手にストレス解消ができれば病気を予防することができますが、消化性潰瘍などにかかってしまった時は早期に内服治療を行なうことで回復も早まるでしょう。