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フロモックス錠の効能と副作用

更新日:2016年2月21日

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薬

フロモックス錠は、細菌感染症に用いられるセフェム系抗生物質です。広範囲の細菌に効果があり、比較的副作用も少ないためよく用いられています。今回は、このフロモックス錠の効能と副作用についてまとめました。

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目次

  • 1 フロモックス錠の特徴
  • 2 効能について
    • 2.1 作用
    • 2.2 内服時の注意点
    • 2.3 適応
  • 3 副作用について
    • 3.1 過敏反応
    • 3.2 低カルニチン血症
  • 4 まとめ

フロモックス錠の特徴

「フロモックス錠(セフカペンピボキシル塩酸塩水和物)」は、吸収を高めるためにセフカペンをエステル化した構造になっています。

腸管壁から吸収される際に、代謝されてセフカペンとなり、抗菌作用を発揮します。幅広く多くの細菌に効果があり、比較的副作用も少ないためよく用いられます。

 

効能について

作用

セフカペンは、細菌の細胞壁が作られるのを阻止して、殺菌します。細胞壁とはその名の通り、細胞の周囲を取り囲む壁です。

人間の細胞は細胞壁をもたないことから、細菌の細胞にのみ作用します。細菌の細胞は、この細胞壁があることにより、形を保っていますので、細胞壁が作られないと、壊れてしまいます。

 

内服時の注意点

セフェム系の抗生物質は、効果の出る最低濃度以上である時間が長いほど良い効果を示します。

そのため、飲み忘れたり、服用間隔を勝手に変更してしまったりすると、しっかりと効果が出ず、かえって耐性菌を作ってしまう恐れがあります。医師・薬剤師の指示通りに服用することが大切です。

 

適応

フロモックス錠は、グラム陽性菌、大腸菌、インフルエンザ菌などのグラム陰性菌に効果があります。また、他の抗生物質が効きにくい耐性肺炎球菌、耐性インフルエンザ菌にも効果があります。緑膿菌には効果はありません。

 

フロモックス錠の適応症一覧

  • 表在性皮膚感染症、深在性皮膚感染症
  • リンパ管・リンパ節炎、慢性膿皮症
  • 外傷・火傷及び手術創等の二次感染
  • 乳腺炎、肛門周囲膿瘍
  • 咽頭・喉頭炎、扁頭炎(扁頭周囲炎、扁頭周囲膿瘍を含む)
  • 肺炎、急性気管支炎、慢性呼吸器病変の二次感染
  • 膀胱炎、腎盂腎炎、尿道炎、子宮頸管炎
  • 胆嚢炎、胆管炎
  • バルトリン腺炎、子宮内感染、子宮付属器炎
  • 涙嚢炎、麦粒腫、瞼板腺炎
  • 外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎
  • 歯周組織炎、歯冠周囲炎、顎炎

以上のように、フロモックスはとても広範囲の感染症に使用されます。

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副作用について

副作用としては、割と下痢の報告が多いようです。抗生物質による下痢は、腸内細菌も殺菌してしまい、バランスが崩れるためといわれています。ひどい下痢が続いたり、血液が混ざるようでしたら、すぐに病院を受診しましょう。

その他で、よく見られるのは、発疹、発熱などの過敏反応、腹痛など消化器症状、腎機能、肝機能検査値の上昇、顆粒球減少(血液成分の減少)などです。

そして、ショック・アナフィラキシー様症状、スティーブン・ジョンソン症候群、血便を伴う重篤な大腸炎、急性腎不全、肝機能障害など、頻度は少ないですが、重篤な副作用の報告もあります。

もし、蕁麻疹や発疹、発熱、めまい、息苦しさ、血便、皮下出血、筋肉痛、眼球が黄色いなど、気になる症状が現れたら、すぐに病院を受診しましょう。

また、フロモックス錠を服用する際には、過敏反応と低カルニチン症にも注意を払う必要があります。

 

過敏反応

過去にペニシリン系やセフェム系の抗生物質で過敏症を起こした人は、フロモックスでも過敏症を起こす可能性があります。

それは、ペニシリン系とセフェム系は、構造に似ている部分があり、ペニシリン系、セフェム系の抗生物質で、過敏症を起こしたことがあると、他のペニシリン系やセフェム系でも過敏症を起こす可能性があるといわれています。

過去に薬で過敏反応を起こしたことのある人は、診察の際、医師にしっかり伝えてください。

 

低カルニチン血症

小児、特に乳幼児に投与した場合、低カルニチン血症による低血糖症状が現れることがあります。けいれんや意識喪失など低血糖症状に注意してください。

これは、フロモックスの成分の代謝物が体外に排泄される際に、体内のカルニチンが使われてしまい、血中のカルニチンが低下してしまうために起こります。カルニチンは、血糖のコントロールに関わっています。

また、妊娠後期の妊婦への投与で、妊婦と産まれた子に低カルニチン血症が見られたとの報告もあります。もし、すでに低カルニチン血症と診断されている場合は、診察の際、医師に伝えましょう。

 

まとめ

「抗生物質(ペニシリン)」が発見されるまでは、感染症は「死に至る病」と言われていました。抗生物質は感染症の治療にとても良い薬です。

しかし、現代、抗生物質が効かない耐性菌の増加が懸念されています。耐性菌を作らないように、医師・薬剤師の指示通り、用法・用量を守って、しっかり治しましょう。

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カテゴリー:その他

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