
パニック障害とは突然の激しい動機、頻脈、胸苦しさ、息苦しさなどの強い不安の発作を繰り返す事が特徴の病気です。これらの発作を「パニック発作」と呼び、10分から長い場合でも1時間ほどで治まるため、病院で検査・診察を受けるころには発作はほとんど消失しています。
検査をしても身体的に異常が見当たらなくても、発作はまた繰り返されるためご本人にとっては大変つらい症状の疾患と言えます。パニック障害での治療においては内服薬での治療になりますが、その場合漢方薬が使われる例も多いようです。ここでは、パニック障害におすすめの漢方薬を紹介していきます。
柴胡加竜骨牡蛎湯
柴胡加竜骨牡蛎湯、は精神安定作用があり気持ちを落ち着けて心と身体を穏やかな状態にしてくれる漢方薬です。
動悸や不安、緊張、不眠、上腹部の胸苦しさなどの症状に効果があり、比較的体力がある方に用いられ、漢方薬の中では効き目が強い方に分類されます。
また、柴胡加竜骨牡蛎湯については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
加味逍遙散
加味逍遙散は、精神不安などの精神症状、更年期障害、冷え性などの症状に効果があり、虚弱体質の方、特に女性にに用いられることが多い漢方薬です。
特に、イライラや不安、興奮などの神経が高ぶる状態を落ち着かせる事に効果があり、また血液の巡りを良くする事から自律神経症状にも効果が期待できます。
また、加味逍遙散については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
半夏厚朴湯
半夏厚朴湯は、不安症状に効果があり、神経症や心身症、うつ病、心身症などの補助的なお薬としても用いられることもあります。また、パニック発作が起きている時に喉が詰まったような感じがする症状がある時にも有効です。
即効性は低いですが穏やかに効き始め、ゆっくりと穏やかに症状をとってくれます。特に呼吸器症状のパニック発作や不安発作に効果があります。
また、半夏厚朴湯については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
まとめ
パニック障害の発作はすぐにでも抑えたいものです。市販のお薬があったらとても助かりますね。市販されている漢方薬は病院から処方されているお薬と比べると、効き目の面でどうしても弱くなり、完全に症状を抑えるほどの強い効き目のあるものは市販されていないのが実情です。
しかし、パニック障害は発作が出る事でさらに不安が増していく事が多い病気ですので、例え効き目が弱くても「薬を飲んだ」という事が精神的な安定につながり発作が落ち着く可能性があります。
また、漢方薬とはいえ、副作用や体に合う、合わないという場合がありますので服用する時には用量などを守り、効き目が弱いからといって一度にたくさん飲むといった使い方は絶対に避けましょう。そして、しっかりと病気を治すために専門医を受診する事をお勧めしたいと思います。