
パニック障害は、人前に出る著名人が発症するなど、近年耳にすることが多くなってきています。どのような原因でパニック障害が生じるのでしょうか?ここでは、そんなパニック障害の原因やどのようなことに注意すればいいのかについてまとめていきます。
パニック障害とは?原因は?
パニック障害は100人に1人の割合でかかるとも言われている病気で、突然、動悸や不安感、息切れなどの発作が生じます。
また、こうした発作が繰り返されることにより、発作が生じることに対する不安や、また発作に襲われるのではないかといった発作の予期不安を感じるようになります。進行すると、うつ病などを引き起こす可能性もあります。
パニック障害の原因には、主に遺伝的ものと環境的なものが関連していると考えられています。
遺伝的要因とは
遺伝的なものとしては、性格を挙げることができます。パニック障害を発症した患者の性格は、やさしい、他人に対する思いやりがある、神経質である、不安や恐怖心が強いなどの場合が多いようです。
こうした性格が強い人は、他人を思いやるあまり自分を追い込んでしまう状況をつくることがあります。こうした耐えきれず、他人との接触を避け、さらには対人恐怖などが引き起こされていくと考えられます。
環境的要因とは
環境的なものとしては、幼少期における親との離別や虐待経験、孤独感などが関係していると考えられています。また、周囲からの強い期待や競争などを強いストレスと感じることも原因となりうると言われています。こうした経験が恐怖や不安感を助長し、対人恐怖を引き起こすと考えられます。
脳内の神経が原因のことも…
一方で、脳内の状況からパニック障害を分析した場合、脳内にある不安を司る神経系に機能異常が生じることと関連して引き起こされていると考えられています。
特に大脳や大脳辺縁系、青班核・視床下部という3つの部位で、神経伝達物質の異常分泌などが生じた結果、パニック発作が起こってしまうのではないかと言われています。
注意すべきポイントは?
第一に心身にストレスがかからないように注意することが重要です。対人関係に加え、過労や睡眠不足、風邪などもパニック発作につながる可能性があるので、こうした負担がかからないよう規則正しい生活を送る習慣をつけましょう。
第二に、カフェインやアルコール、喫煙によるニコチン摂取を控えることも発作予防になります。これらの成分はパニック発作を誘発しやすいためです。
パニック障害の治療においては、家族のサポートのもとに焦らずゆっくりと治療に取り組むことが大切です。発作や予期不安などが完全になくなるまでには長期期間を要します。
発作が出なくなっても、発作が起きない状態を維持するために治療を続ける必要があります。家族による病気に対する理解と治療におけるサポートは、患者の不安感を軽減し、規則正しい生活を築くためにとても大切です。
まとめ
パニック障害は長期化するとうつ病などにも発展しうる病気ですが、規則正しい生活を送ることによりストレスを軽減するよう心がけることなどにより防ぐことができます。家族の理解も得ながら、ゆっくりと治療を続けることが大切です。