花粉症は春に起きるものと思っている方が多いかと思いますが、実際のところ、花粉症は1年を通して起こりえます。今回は、そんな花粉症の中でも、夏に起きる花粉症に焦点を当てて、情報をまとめていきたいと思います。
夏の花粉症の原因
夏の花粉症で最も多いのは、イネ科植物の花粉です。具体的な種類は多すぎるために紹介しきれません。しかし、夏の花粉症で最も注意したいのは、小麦アレルギーです。
小麦もイネ科に属する植物のため、夏に花粉症と小麦アレルギーを併発することで重篤化するケースもあるからです。夏に花粉症がひどくなる人は小麦粉を使った食材に注意したほうが良いかもしれません。
夏の花粉症の対策
夏に引き起こされる花粉症の対策は、スギ花粉などの対策と同様にマスクやメガネの着用が効果的です。
ただし、スギ花粉と違ってイネ科植物の場合は飛散距離が非常に短いため、近くに田園地帯などがない場合は、それほど気にする必要はないでしょう。
しかし、私たちが雑草と認識している植物もイネ科植物の場合がありますので、川辺や草むらには近づかないようにしましょう。
また、こまめに空気を入れ替えることで花粉症を和らげることができるのもイネ科植物の花粉症の特徴です。
イネ科植物の花粉は飛散距離が短いとは言え、外出してどこで付着するかは分かりません。換気することは、室内に持ち込んだイネ科植物花粉を排除するためにも有効な方法です。
洗顔や目薬も効果的!
スギ花粉の対策でも、洗顔などで肌に付着した花粉を洗い流して肌荒れなどを対策するように、イネ科植物花粉を洗顔などで洗い流すことが有効な対策となります。
目の充血、かゆみがひどい場合は、目薬を使用するのも良いでしょう。コンタクトレンズを着用している人は、花粉症の時期にはメガネを着用するのも対策として有効です。
隙間があるので、花粉に効果がないと思う人もいるかもしれませんが、コンタクトレンズを着用している場合、涙によって異物を洗い流すことが難しくなります。
花粉も同様です。そのため花粉症の時期にメガネを着用すると花粉症対策になります。
最後に
夏の花粉症は、イネ科植物の花粉によって引き起こされることが最も多いです。そのため、小麦アレルギーを持っている人は夏の花粉症には充分に注意指定ください。
小麦もイネ科植物ですので、重篤なアレルギー反応が起きるケースもあります。対策を万全にして、できる限りの自己防衛を行なうようにしましょう。