感染性胃腸炎、ウィルス性胃腸炎は通称「胃腸風邪」と呼ばれており、胃腸風邪に罹ると、熱や腹痛ばかりか、嘔吐や激しい下痢などが襲いかかってきます。
治療方法はこれといったものが無いために、対処療法的なもので対応していくしかありません。ここでは、どのような治し方があるのか紹介していきます。
胃腸風邪について
胃腸風邪も原因や種類は様々です。感染原因によって症状、潜伏期間など異なります。
細菌であるカンピロバクターは潜伏期間を経て発熱や下痢、腹痛、嘔吐があらわれ、約5-7日間は症状があらわれますが、時間とともに回復していきます。
「食中毒」の予防としては、ウイルスのいる可能性の高い二枚貝は十分に加熱処理をしてから食べるようにしましょう。温度設定も中途半端な温度設定では感染性はなくなりません。最低85度以上1分以上の加熱処理が必要とされています。
ウイルス性の胃腸風邪の増加として、ノロウイルスがあります。ノロウイルスは食べ物からの感染もあれば、空気感染もする特殊なウイルスです。
手から口に入り感染することが多いのでしっかりと、うがい、手洗い、料理をする前には特に念入りに、下準備の際の消毒もしましょう。
胃腸風邪の潜伏期間はそれぞれ異なりますが、回復までの期間は5-7日間ぐらいを目安に安静にしてください。
治し方一覧
下痢止めは厳禁
胃腸風邪にかかってしまった場合、下痢に悩まされることになりますが、下痢止め薬を服用することは逆効果になります。
下痢止め薬の多くは、胃腸の動きを抑制する成分が入っているため、胃腸風邪の原因となるウィルスや細菌の排出を妨害することになるからです。
基本的にはこまめな水分補給と、その他の症状緩和のための薬を服用しながら治療を進めていくことになります。
安静にする
胃腸風邪に対する特効薬などが無い以上は、安静にしておくことが一番の治療方法となります。
また、水分を補給するときも冷たいものは避けて、常温水などを飲むようにすると胃腸への負担も少なくてすみます。スポーツドリンクも必要な栄養分と水分の補給ができるので、お勧めです。
無理に食事しない
胃腸風邪に罹ると食欲が無くなることが多いです。食べたとしてもすぐに吐いてしまうことが多いので無理な食事はせず、水分補給を忘れずにするように心がけましょう。
ある程度、症状が改善し、食欲が出てきたなら、消化がいい食べ物を取るようにしましょう。おかゆやうどん、ヨーグルト、ゼリーなどがお勧めです。
このときも満腹になるまで食べるのではなく、お腹が半分満たされる程度にしておきましょう。細菌やウィルスが体外へ排出されきるまでは、悪化のリスクがあるからです。
二次感染にも注意する
胃腸風邪の怖さは二次感染にあります。吐いたものや便に細菌やウィルスが混じっているので、看病をするときはマスク着用は必須、便や吐いたものを処分するときは、マスクに加え手袋を着用して対応するようにしましょう。
吐いたものがなど付着したシーツや下着などは、袋詰めにして処分するようにしましょう。もし看病中に触ってしまった場合は、消毒することは忘れないようにしてください。
最後に
胃腸風邪は、原因となる細菌やウィルスの感染力や毒性が強いものがあるので、免疫力が弱い小さなお子さんや老人には注意が必要です。
ウィルス性の場合、抗生物質などは効き目がありませんので、対処療法的な治療を進めていくことになりますが、細菌性の場合、症状がかなりひどい場合には、抗生物質が処方されることもあります。
そのときに処方される抗生物質は通常のものとは違い、殺菌を目的としているものが処方されるので免疫力が弱まっているときには副作用のリスクが高まります。
それを避けるためには、安静にしつつ、冷たい食べ物や飲み物を避けるようにして、回復に努めましょう。
