
一度はかかると言われる「水疱瘡」は、別名「水痘」と呼ばれ、ほとんどは子供の時に体験します。症状が現れるまでに潜伏期間があります。この潜伏期間には、何か症状があるのでしょうか。また、潜伏期間中でも感染する可能性はあるのでしょうか。
水疱瘡とは
水疱瘡は、水痘帯状疱疹ウイルス(varicella zoster virus : VZV)の感染によって引き起こされる急性の病気です。水痘帯状疱疹ウイルスはヘルペスウイルスの一種ですが、その中でも、唯一ワクチンによる予防が可能なウイルスです。
厚生労働省の調査によれば、ワクチンを接種しない場合、水疱瘡にかかると100万人に20人が死亡するとされています。
感染力が非常に強く、飛沫感染・空気感染・接触感染によって広まります。そのため、幼児期-学童期の前半に感染することが多いといわれています。
水疱瘡の流れ
I. 感染
本人が気付く事はありません。
II. 潜伏期間
期間は、10-21日ほどです。自覚症状はほとんどありませんが、赤みを帯びた発疹が体表に現れてくる2-3日前には発熱や全身の倦怠感などの自覚症状が現れ始めます。この頃が最も感染力が強くなります。
III. 発症
期間は、2-7日ほどです。38℃前後の発熱が続き、倦怠感や掻痒感が伴う事もある。全身の発疹が水ぶくれとなり、かさぶた状態になる症状を繰り返します。
IV. 回復期
期間は、発症日から10日ほどです。水疱が徐々に乾燥化し、かさぶた状態になります。まだ二次感染の可能性があります。
潜伏期間の対処法
水疱瘡では、必要以上に恐れないということが大切になってきます。予防接種を2回打っている場合、発症しても軽い症状で済むことがほとんどです。
完治までにかかる期間は人によって異なります。ですが、命に関わる状態になることは、滅多にありません。ですので、水疱瘡を恐れすぎないようにしましょう。潜伏期間中の子どもでも、発症までは至らないこともあります。
次に、肌の状態を念入りにチェックしましょう。発症の初期症状である発疹は体の至る所にできます。
子どもによっては陰部や頭の上など一目では分かりにくい場所にできる場合もあるため、「潜伏期間かな」と思った時には、毎日体中の皮膚を確認するようにしましょう。
もし、発疹を発見した場合は虫刺されよりも水疱瘡の可能性があります。ですので、早めに医療機関にかかるように心がけてください。
また、発症から3日以内であれば服薬で症状を軽減することができます。すぐに医療機関にかかることができるように、家族で話し合っておくことが重要になってきます。
感染について
強い感染力があるのは、発疹が出る1日前から水疱がかさぶたになるまでの7-10日間だと言われています。しかし、潜伏期間中も菌を保有しているため、人にうつす可能性もなくはないです。
ポイントは発疹がでる1日前から感染力が強まるということです。発疹が出るまでは、症状が出ないことが多く、本人も気付かずに、通学・通勤を通常通りしている場合がほとんどです。そのため集団感染が頻繁に起こります。
最後に
今回は、水疱瘡の潜伏期間の症状や期間中の感染する可能性について解説してきました。水疱瘡は潜伏期間で最も感染力が強くなります。ここで紹介した情報を基にして、感染を予防していただればと思います。