
動脈硬化は、症状のはっきりした病気と違って知らない間に病状が進んでしまい、ついには命取りになることもあるような怖い病気です。動脈硬化はどうしてなってしまうのでしょうか?今回は、動脈硬化の原因について調べてみたいと思います。
動脈硬化の種類は?
動脈硬化は動脈の老化現象で、年をとるとだれでも起こると言われています。一般的に動脈硬化は、3つの型に分けられます。
- 老人性の大動脈から直接分岐する、比較的太い中動脈に石灰化が起こる型。
- 動脈の内壁にコレステロールなどの脂質が溜まり、 アテロームという塊を形成する典型的な動脈硬化の型。
- 細動脈の硬化による型。
動脈は内膜、中膜、外膜の3つの層から成り立っています。1は中膜に、2は内膜に変化が現れます。3の細動脈硬化は、高血圧が長く続いた結果、動脈の末梢である細い毛細血管が硬化するものです。
この3つの動脈硬化は別々に来ることもありますが、組み合わさってくることもあります。このうち脳や心臓などに重大な病変を起こす可能性のあるものは、2と3の型の動脈硬化になります。
動脈硬化の原因は?
最も問題になる動脈硬化は、2の型であるアテローム変性になります。これは老人だけではなく、30代から40代の比較的若い人でも起こる可能性があります。
具体的には、ストレスの多い人や美食をする人、肥満の人、糖尿病の人、コレステロールが高い人などが挙げられます。
また、動物性脂質、特にコレステロールと呼ばれる脂質が問題になります。コレステロールとは動脈の細胞膜の大切な 構成分で身体のために不可欠なものですが、余計に食べ過ぎることで動脈硬化が起こる可能性が出てきます。
中性脂肪が高い人も問題になります。中性脂肪は、デンプンやアルコールなどの糖質をたくさんとると血中に多くなります。中性脂肪が多いと血液は白く濁り、コレステロールが多い場合と両者で影響して動脈硬化になりやすくなってしまいます。
動脈硬化になる危険因子は?
動脈硬化の危険因子は次のようなものが挙げられます。
- 高脂血症
- 高血圧
- 喫煙
- 肥満
- 糖尿病
- 高尿酸血症
- 精神的ストレス
- 運動不足
これらは心臓病の危険因子でもあります。この中で、1〜3を特に「三大危険因子」と呼んでいます。またこれらの因子がいくつか組み合わせることで、さらに危険が増します。動脈硬化は子供の頃から始まり、徐々に進行していくと考えられています。
このため、様々な臓器に障害が出てしまう前に予防することが重要になります。それにはこの危険因子をいかに取り除くかがポイントとなるのです。
避けらない危険因子は?
動脈硬化にも避けられないと言われる危険因子もあります。それはまず、年齢です。歳をとることは誰にも食い止めることはできません。加齢とともに血圧が高くなったり、動脈硬化が進んでしまう場合があります。その他に遺伝的体質も要注意になります。
まとめ
動脈硬化は、生活習慣の改善や危険因子の治療、半年から1年に1回の定期検査によって予防することができます。まずは生活習慣を見直して、食事や運動などできることから始めてみましょう。