
週末やイベントの時期になると、お酒をいつも以上に楽しむ方も多いと思います。急性アルコール中毒は、お酒に弱い人だけがなるものではありませんよ。
ちょっと羽目を外してしまいがちな方、命に関わる危険性もある急性アルコール中毒について、きちんと知っておきましょう。
ここでは、急性アルコール中毒で寒気が出たら危険かや注意すべき兆候についてまとめていきます。
急性アルコール中毒とは
急性アルコール中毒とは、短時間の間に多量のアルコールを摂取する事によって、体内でのアルコールの代謝が追いつかずに、一気に泥酔状態となり、身体に様々な症状が生じる事を指します。
場合によっては、死に至ることもある、危険な病気です。普段、お酒に強い人でも、過度な一気飲みをした場合には起こる危険性があります。
また、お酒の弱い人や小児の場合、少量のアルコール量でも起こる事もあり、非常に危険です。症状としては、一般的な酔い状態とは違い、意識障害や昏睡、体温や血圧の低下などがみられます。
寒気の症状が出たら?
急性アルコール中毒の症状の中に、寒気というのがありますが、これは非常に危険な兆候と言えます。
アルコールを短時間で多量に摂取すると、血中のアルコール濃度が急激に高くなり、脳の中で体温調節を司っている、中枢神経の働きが悪くなってしまいます。そのため、体温調節が出来ずに低体温症を引き起こします。
泥酔状態で低体温症になってしまい、寒い日に道端で寝てしまったとしたら、最悪な結果が予想できるかと思います。寒気の症状は体温調節機能が弱まってきていることを意味するため、危険な兆候なのです。
そのため、もしも、寒気を感じたり、ガタガタと震えている場合は、体温を下げないようにしっかりと保温するようにしてください。
寒気だけじゃない!他にも危険なサインが!
寒気の症状のほかにも危険な兆候がありますので、いくつか挙げたいと思います。以下のような症状がみられたら、すぐに救急車を呼び、適切な治療を受けられるようにしましょう。
呼びかけに応えますか?
まずは、意識状態の確認をしましょう。呼びかけに反応しない場合、意識障害を起こしていることが考えられます。アルコールは、脳の機能を麻痺させる作用があるため、急性アルコール中毒で昏睡状態に陥ることがあります。
嘔吐はしていませんか?
多量に嘔吐していたり、血液が混じっている場合は、脱水症状を起こす事があるので注意が必要です。なお、意識障害と嘔吐が同時に起きている場合、嘔吐したものを喉に詰まらせて窒息してしまう危険性があります。
そのような場合には、嘔吐したものが口に入らないように横向きに寝かせるなど工夫しましょう。(急性アルコール中毒の死亡例では、嘔吐物による窒息が原因となることが比較的多いです。)
まとめ
一夜にして命を落としてしまうかもしれない、急性アルコール中毒。楽しいお酒が最悪な結果を生まないためにも、常日頃から上手にお酒と付き合いましょう。
また、人にはお酒を強要しないようにしましょう。そして、万が一、急性アルコール中毒の症状がみられたら、保温しながら速やかに救急車を呼ぶようにしてください。