
関節リウマチは早期に発見することが重要です。ですが、初期の段階では見分けにくいこともあります。ここでは、そんな関節リウマチの初期症状と診断方法についてまとめていきたいと思います。
目次
関節リウマチの初期症状は?
ごく初期の症状は単なる疲労と見過ごされやすい!!
気分がすぐれない…身体がだるい…微熱が続く…食欲不振…体重減少…貧血気味…などが初期症状として現れます。
しかし、仕事などによるストレスや風邪の引き始めなどの状況が重なった時には見過ごされやすい症状です。実際こういった症状が現れる病気は珍しくないので、この段階で関節リウマチと判断するのは難しいです。
起床後の体の「こわばり」は重要な自覚症状!!
関節リウマチの初期症状で最も特徴的なものは起きてから1時間くらい「朝のこわばり」が出ることです。
「朝のこわばり」とは、手が握りにくい、手足が動かしにくくぎこちない、身体が重い、関節が自由に曲げ伸ばし出来ない、など感じ方は人それぞれです。
寝ている間に炎症によって関節に体液がたまり、浮腫を起こすことが原因です。身体を動かいている間にたまっていた体液が移動し症状はきえていきますが、症状の度合いによって要する時間は変わってきます。
手指の第2・3関節の腫れ、先細りになった指をチェック!!
手指がはれぼったく動かしにくい症状が出ます。これは全身の関節に現れますが、特に手指の第2・3関節が最も気づきやすい部分でしょう。関節の腫れはゴムのような弾力感があり、左右対称に現れます。
手指の関節は気づきやすいですが、足指の付け根の関節の腫れは見落とされやすいです。足指の関節が腫れる場合は、起床後立ち上がって歩き出す時、足裏に砂利道を歩くような違和感を感じます。
この症状を放っておくと足指の付け根の関節が脱臼・変形を起こし歩行トラブルに繋がるので注意が必要です。
関節リウマチは放っておくと腫れて痛む関節が増え、手首・足首・肩・肘・膝などの大きな関節に炎症が広がっていきます。
初期段階での治療開始がキーポイント!!
関節リウマチは出来るだけ早く治療を開始することが大切です。それにより関節の変形を防ぎ、「寛解(完治ではないが症状が穏やかである状態)」へ導きましょう。
以下のような症状が現れた時には、早めに整形外科やリウマチ科のある病院へ受診しましょう。
- 手の感覚が鈍く、厚い手袋をしているような感覚がある。
- 手の指が浮腫んで、指輪が外れにくい。
- 起床時に関節がこわばっている感じがある。
- 手指の真ん中の関節が腫れて痛い。
- 関節の腫れを触ると柔らかい。
- 箸や歯ブラシが使いにくい。
- 服のボタンがかけにくい。
- コップや茶碗を落としやすい。
- 手首や肘が痛くて力が入らない。重いものが持てない。
- 足の親指が外反母趾で痛い。
*関節リウマチの初期症状は痛みよりも「こわばり」と「腫れ」です。それが1週間以上続くことがポイントとなります。
*関節炎は左右対称に起こると言われますが、初期症状は片側だけのこともあるため、どちらかでも症状が出たら受診しましょう。
関節リウマチの診断基準は?
関節リウマチの治療屋の進歩により症状の進行を抑える事が可能になってきました。
そのため、なるべく早い時期に診断し、治療を開始することが大切です。関節リウマチの診断には「日本リウマチ学会の診断基準」が用いられます。
アメリカのリウマチ学会でも診断基準を発表していますが、初期段階の患者がほとんど関節リウマチと判断されない基準になっていることから、日本リウマチ学会は早期発見・早期治療を行うための基準を発表しました。
【日本リウマチ学会の診断基準(1994年)】
- 関節の圧痛(圧がかかると痛みを感じる)と運動痛(動かすと痛い)ところが3箇所以上ある。
- 関節の炎症による腫れが2箇所以上ある。
- 朝のこわばりがある。
- リウマトイド結節(皮下結節)が見られる。
- C反応性蛋白(CRP)が陽性、又は赤血球沈降速度で異常(血沈値20mm)を示している。
- 血液検査でリウマトイド因子がみられる。
この6項目のうち3項目以上当てはまるようなら早期関節リウマチと診断されます。
まとめ
今回は、関節リウマチの初期症状と診断基準についてまとめてきました。早めに気づくことが大事になりますので、関節リウマチが気になるという方は、ここで紹介した診断方法を参考にしてみてくださいね。