
感染すると激しい下痢や嘔吐、腹痛を伴う胃腸炎を発症するノロウイルス。ノロウイルスに感染しているか簡単にチェックできると、迅速に対応できそうですが、検査キットは、市販されているのでしょうか?今回は、ノロウイルスの検査キットについてまとめます。
市販されてる?
ノロウイルスの検査は、以前は、専門の検査機関で、電子顕微鏡法やRT-PCR法などで検査する精密検査のみでした。精密検査は、行政機関や研究機関等で、食中毒や集団感染の原因を明らかにするために行われています。
現在は、検査結果が15~20分で出る簡易検査キットが開発され、一般の医療機関でも検査が可能になりました。しかし、残念ながら、簡易検査キットは、市販はされていません。検査は、ノロウイルス感染が疑われる全ての患者に行われるわけではなく、医師が必要と認めた場合のみに行われます。
簡易検査キットは、ノロウイルスに感染していても陽性とならない場合もあり、精度はあまり高いものではないようです。この検査だけでは、確実にノロウイルスに感染していないとはいえません。
価格は?
ノロウイルス検査は、全ての方が保険適用となるわけではなく、対象となる方は次のような場合です。
- 3歳未満の場合
- 65歳以上の場合
- 悪性腫瘍と診断されている場合
- 抗悪性腫瘍剤や免疫を抑制する薬を服用中の場合
- 臓器移植後の場合
上記以外の方は、自費となり、病院によって価格は異なってきますが、簡易検査費用は、大体3,000~5,000円くらいになります。その他、初診料、診察料もかかってきます。
因みに、精密検査を希望する場合は、検査方法にもよりますが、費用は大体10,000~30,000円くらいで、さらに高額になります。
使い方は?
では、実際の簡易検査キットによる検査は、どのように行うのでしょう?
まず、検査キットに付属の綿棒で排泄便、又は直腸便を摂取します。そして、検体と試薬を混ぜて、試料を調製します。その後、試料を判定器に滴下して、そのまま15分待ちます。
検査結果の判定は、コントロールラインとテストラインに発色が見られれば「ノロウイルスに感染している(陽性)」、コントロールラインのみに発色が見られる場合は、「ノロウイルスに感染していない(陰性)」となります。
まとめ
ノロウイルスに感染しているかどうかを検査する簡易検査キットがあり、一般の病院で検査可能です。簡易検査キットは、市販はされていません。病院で検査可能ですが、保険適用となる場合は限られており、対象以外の場合は自費検査となります。
ノロウイルス感染が疑われる場合も、通常は、症状や周囲のノロウイルス感染の状況などから判断され、積極的に検査が行われてはいないようですが、書類提出が必要などで検査をご希望の場合は、医師に相談されるのがよいでしょう。