
口や唇の周りに赤い水ぶくれができてたら、それは、口唇ヘルペスかもしれません。今回は、口唇ヘルペスができたら、何科に行けばよいのか、どんな治療なのかについてまとめます。
目次
口唇ヘルペスとは?
口唇ヘルペスは、単純ヘルペスウイルスI型の感染により、口や唇の周りの皮膚が赤くなりそこに水ぶくれができる感染症です。その症状は、かゆみや痛みを伴います。
そのままにしていても、水ぶくれがかさぶたになり、10日〜14日で自然になおります。しかし、ひどくなったり、痕が残るのを防ぐために、早期に病院を受診し、対処するのが良いです。
病院の何科へ行けばいい?
口唇ヘルペスが出来たら、皮膚科または内科を受診しましょう。ただし、妊婦さんが口唇ヘルペスを発症した場合は、まずは、かかりつけの産婦人科に相談するのが良いでしょう。
単純ヘルペスウイルスは、一度感染すると症状が治まっても神経細胞に潜んで、体力が落ち、免疫力が低下した時に再発を繰り返します。しかし、早期に対応するほど、重症化を防ぎ、回復が早くなります。
病院での治し方は?
病院での治療法は、抗ウイルス薬でヘルペスウイルスの増殖を抑えることが基本になります。
症状によって、痛みが強い場合は鎮痛薬、細菌感染の恐れがある場合は抗生物質が、一緒に処方されることがあります。抗ウイルス薬には、内服薬や外用薬、注射薬があります。
内服薬
錠剤、顆粒剤があり、皮膚症状が広がらないようにし、神経細胞内にいるウイルスの増殖を抑えます。
外用薬
軟膏、クリームがあり、皮膚症状が広がらないようにします。
注射薬
初感染で重症化している場合や免疫不全の病気があったり、免疫抑制剤や抗がん剤治療などで免疫力低下で重症化している場合、アトピー性皮膚炎でカポジ水痘様発疹症を合併している場合は、入院にて点滴治療となります。
どの治療法が選ばれる?
重症例でなければ、基本的に内服薬と外用薬の併用で治療となることが多いです。
前駆症状が出たらすぐに、内服薬の服用を開始すると回復が早くなり、さらに、神経細胞へ戻るウイルスの量を減らすことで、再発しにくくする効果もあります。
病院での処方薬は?
病院で口唇ヘルペスに対して処方される抗ウイルス薬には、次のようなお薬があります。どれもヘルペスウイルスの増殖を抑える働きがあります。お薬の名前等を覚えておく必要はありませんが、ご参考までに。
アシクロビル
商品名は、ゾビラックスなどです。錠剤、顆粒剤、軟膏、クリーム、注射剤があります。
また、アシクロビルについては下記の記事でも詳しく紹介しています。
バラシクロビル
商品名は、バルトレックスなどです。錠剤、顆粒剤があります。このお薬は、服用後アシクロビルに変換されて作用します。アシクロビルより消化管からの吸収率が良い製剤です。
また、バラシクロビルについては下記の記事でも詳しく紹介しています。
ファムシクロビル
商品名は、ファムビルです。錠剤があります。服用後ペンシクロビルに変換されて作用します。ペンシクロビルそのものより消化管からの吸収率が良い製剤です。
また、ファムシクロビルについては、下記の記事でも詳しく紹介しています。
ビダラビン軟膏
商品名は、アラセナ-Aなどです。軟膏、クリーム、注射薬があります。
また、ビダラビン軟膏については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
まとめ
口唇ヘルペスは、早期に治療を始めるほど、症状は軽く済んで、回復も早くなる病気です。前駆症状がみられたら、すぐに皮膚科または、内科を受診しましょう。
口の周りの皮膚がチクチク、ピリピリ、ムズムズっとしてきたら、口唇ヘルペスを疑ってみてください。