毎年春になるとやって来るつらい花粉症。花粉症は花粉によるアレルギーの総称で「アレルギー性鼻炎」が最もメインですが、鼻の症状の他にも様々な症状を引き起こします。今回はその花粉症の症状を詳しくみていきたいと思います。
目次
花粉症が起こるしくみ
花粉が目や鼻、口から体内に侵入すると、まず異物を認識するマクロファージという細胞に出合います。
このマクロファージが得た異物に関する情報がリンパ球に送られて、花粉に反応するIgEという抗体が作られます。このIgE抗体と花粉(アレルゲン)が反応することにより身体にとって有害な状態が生じます。
これはIgE抗体が集まるマスト細胞(肥満細胞)という細胞に問題があり、これをたくさん持っているヒスタミンが分泌されて身体を活発にする物質が広がり様々な症状が出てくるのです。
ヒスタミンが広がる場所が鼻の場合は鼻炎の症状が、気管の場合は喘息が、皮膚の場合は皮膚炎が起こるのです。
花粉症の症状一覧
では花粉症の症状を詳しく見ていきましょう。
くしゃみ
立て続けに何回も出ます。ひどい人は1日20回以上出ることもあります。
鼻水
花粉症の症状で悩ましいのが 鼻水です。透明な色をしているのが特徴で、何度も鼻をかむあまり、皮膚がただれてしまうこともあります。
また、鼻水を止めるための薬には眠気を誘うものも多くあり、仕事前に服用することをためらってしまうこともあるでしょう。
しかし放置していると、くしゃみが止まらなかったり副鼻腔炎などを発症したりすることもあるので注意が必要な症状です。
鼻づまり
止まらない鼻水に次いで厄介な症状なのが、鼻づまりです。
花粉症による鼻づまりは、鼻の奥の粘膜が腫れ上がることで鼻道が狭くなってしまい、上手く鼻水が外へと出ないことで引き起こされることが多いです。
そのため、鼻漏などにも悩まされる人が多くいます。鼻漏とは鼻水が喉を通って落ちていくものですから、気分が悪くなる人も少なくありません。
酷い鼻づまりの場合、点鼻薬以外の内服薬では効果が期待できないことも多くあります。また、点鼻薬では持続時間が短いことが多く、注意事項に記載されている回数以上を使ってしまうこともあります。
鼻血
鼻の中にはたくさんの毛細血管があるのですが、花粉症の場合は普段より鼻の粘膜が充血してしまっています。
そのため、鼻の中の毛細血管が破れやすくなっており、鼻血がでてしまいます。
目のかゆみ
花粉症は鼻に関する症状が多いのが特徴ですが、目にも症状が表れます。かゆみを感じる人が多いようですが、涙が止まらないというケースも多くあります。
花粉症はアレルギー反応の一つですから、このような症状に悩まされる人も一定数おり、保護めがねが手放せないこともあります。
しかし、保護めがねでも、自分にフィットしていないと効果が薄いことがあり、対応は難しいものがあります。
咳
花粉が気管に入ると痰の出ない乾いた咳が続きます。アレルギー反応が起こると気管支の粘膜が腫れて、呼吸困難や喘息が起こることもあります。
喉の痛みやかゆみ
喉がイガイガして痛んだりかゆみを感じることがあります。鼻づまりがひどくなると口呼吸が増えて口腔内が乾き、痛みやかゆみでイガイガする場合があります。
皮膚炎
花粉が皮膚に付くことで肌が荒れたり、かゆみが出る場合があります。
耳のかゆみ
花粉が耳に入ると耳がとてもかゆくなります。耳かきなどで掻いてしまうと、外耳炎や外耳道炎を発症することもあります。
全身症状
急に大量の花粉が身体に入ると、微熱や頭が重い感じ、ぼーっとして身体がだるくなるなどの全身症状が現れます。
まとめ
今や日本人の4人に1人が花粉症で苦しむ時代です。花粉症は去年まで無かった人も今年になって突然発症することもあります。花粉症を疑うような症状が現れたら、早めに医療機関を受診してみてください。
また、花粉症と風邪との見分けの付け方もぜひご覧ください。
