
食中毒は非常に身近な病気の1つです。原因となるものには、細菌やウイルスといった病原菌であることが多くあります。
そのため季節によって細菌性の食中毒かウイルス性の食中毒かが変わってきます。今回は、どのように予防をしていけば良いのかを紹介します。
季節によって変わる原因
食中毒の原因が季節によって変わるのは、食中毒の種類に関係があります。夏の高温多湿な時期では、主に細菌が活性化するので細菌性の食中毒が多く、冬の低温乾燥な時期ではウイルスが活性化するのでウイルス性の食中毒が多く見られます。
食中毒になりやすい場所として飲食店が最も多いのですが、これは単純に人が行き交う場所であるため、さまざまな菌やウイルスが持ち込まれやすいのです。
また家庭にいるからといって食中毒にならないわけではありません。厚生労働省の研究によると、家庭での潜在的食中毒患者数は、かなりの数になると推測されています。家庭でできる食中毒の予防法は次の通りです。
手洗いやうがいをしっかりと行なう
日常生活での基本とも言えますが、手洗いやうがいをすることは食中毒の予防の上で非常に重要です。
ウイルスや細菌などは手などの露出している肌に付着していることもありますので、帰宅後はしっかりと手洗いをすることで、ウイルスや細菌を洗い流すことができます。
料理をする前に手洗いが勧められるのも同じ理由からです。できる限り、余分な細菌やウイルスの侵入を防ぐように心がけていきましょう。
食品にしっかりと火を通す
食品に付着していることが多いのは細菌です。細菌は熱に弱いのでしっかりと火を通してやると死滅することが判明しています。肉や魚などはしっかりと火を通してから口にするようにしましょう。
食品の保存は低温で行う
細菌の多くは高温多湿の環境を好んでいます。そのため、低温で食品を保存すると細菌の増殖がかなり抑えることができます。
冷凍庫などに入れてしまえば、細菌は活動しなくなるので、ピタリと増殖を止めることができます。ただし、ウイルスの場合は低温で活性化するものが多いので、できるだけ早めに食べてしまうことが望ましいでしょう。
まとめ
厚生労働省が推奨している食中毒の予防ポイントは「つけない」、「増やさない」、「やっつける」、「持ち込まない」、「広げない」の5つをキーワードに挙げています。紹介してきた食中毒の予防法はこれらのキーワードに結びついているものです。
細菌やウイルスを持ち込まない、つけないためには手洗いうがいが重要になりますし、やっつける、広げないためには加熱処理などの方法も重要です。
増やさないためには、食材の保存法にも注意する必要があります。これらに注意していくことで、食中毒を防いでいくことができるでしょう。