
正座を続けていると足がしびれるのはよくあることです。基本的に指先のしびれの原因は、血行不良がありますが、もし身に覚えがないしびれが現れた時には注意が必要です。今回は、足の指のしびれの原因(病気)を一覧にして紹介していきます。
目次
足根管症候群
原因
足首の骨折や捻挫、スポーツなどによる足首の歪みや変形が原因と考えられています。脂肪腫や静脈瘤、腱鞘炎が原因のこともあります。
脛骨神経が足根管(=かかとから足首にかけての神経の通り道)のところで圧迫されることで、一時的に損傷されたものです。
症状
かかとから足の裏、つま先までピリピリと灼熱感を持ってしびれます。足の甲や脛はしびれないのが特徴です。くるぶしの後方下部を叩くと、足の裏に電気が流れるような感覚がします。
痛みを伴うことが多く、足首周辺に痛みが集中し、症状が悪化すると足の裏にまで痛みが広がります。また、安静にしていると痛まない場合もありますが、歩行時には痛みが生じます。
糖尿病性ニューロパチー
原因
糖尿病の悪化による代謝障害が原因で、末梢神経が侵されるために発症します。
また、虚血性ニューロパチーでは、糖尿病による動脈硬化から手足先の神経細胞に充分な血液が送られなくなることが原因で発症します。
どちらの場合も神経細胞の壊死が起こるため、早期に治療を行わないと下肢の切断などが必要になる恐れがあります。
症状
手足の先にピリピリした「しびれ」が現われ、徐々に体の中心方向に向かって進行していきます。
しびれが左右対称に起こるものを「多発性ニューロパチー」と呼び、左右バラバラに発症するものを「虚血性ニューロパチー」といいます。
甲状腺機能低下症
原因
通常よりも、甲状腺ホルモンの分泌が低下することによって起こります。
甲状腺ホルモンの分泌が低下する原因には、甲状腺ホルモンの分泌を促す刺激ホルモンの減少や甲状腺の損傷などが考えられます。
40歳代以上の女性が発病する例が多いので、「更年期障害」と混同されやすい病気です。
症状
手足のしびれや眠気、だるさや記憶力低下などの症状があり、たとえ暑くても汗をかかなくなります。浮腫、体温低下、脱毛、体重増加、便秘も起こりやすく、一般にしわがれ声になるという特徴があります。
パニック障害
原因
検査によって、目立った異常が発見されないため、原因を特定することは困難な病気です。
代表的な原因としては、脳内の分泌異常という説と心因性のものであるという説がありますが、抗不安約・抗うつ薬の投与が有効であることしか解っていません。
一旦発症すると繰り返し発症するようになるのが一般的ではありますが、ストレスが少ない生活習慣などを心掛けることで改善された例もあります。
症状
極度の不安感の前後に手足のしびれが出ます。手足がしびれ、命に関わる病気の症状かもしれないという不安から、さらに、呼吸困難・過呼吸などの症状が引き起こされる場合もあります。
脳梗塞
原因
脳梗塞の原因は脳内の血管が詰まることで、脳細胞に血液が送られなくなり、その部分の脳細胞が壊死することにあります。
動脈硬化や高血圧、糖尿病、脂質異常、心房細動、心臓弁膜症、心筋梗塞などが要因となり、血栓ができて、剥がれた血栓が脳内の血管に詰まることで、脳梗塞は引き起こされます。
また、脳内の極めて細い血管が、高血圧や加齢のために詰まってしまい、小さな脳梗塞になることもあります。
症状
しびれや無感覚のような手足の麻痺では、片手、片足、片側手足、四肢など脳梗塞が出来た部位によって、症状の現れ方が異なります。
顔面(片側顔面・両側顔面)の神経麻痺や言語障害、失語症、健忘症、物体が二重に見えたり、食べ物が飲み込みにくくなるなどの症状が起こる場合もあります。
手や口に感覚障害が現れた場合を「手口感覚症候群」と呼ぶこともあるそうです。
閉塞性動脈硬化症
原因
高血圧、糖尿病、高脂質症などによって、動脈が硬化することで、血流に障害が発生するために起こります。
喫煙習慣がある人の発症が顕著で、下肢だけに症状が現われた場合でも全身の各部位で動脈硬化が起こっている可能性が高い病気です。
脳梗塞に繋がる症状でもあるため、発症が見付かった場合は早急に専門医の診察と指導による生活改善が必要です。
症状
足の冷えとしびれから始まり、次第に歩いているときにしびれ・痛みが増して歩行困難の症状が現われます。歩行時の痛みは休憩によって改善され、また、普通に歩けるようになります。
重症化すると歩行しなくても痛みが続くようになり、わずかな外傷などがきっかけで潰瘍を形成することもあります。潰瘍は悪化すると壊死に至ります。
うつ病
原因
高齢者では、配偶者の死などの精神的なダメージが起因となって、うつ病を発症するケースもあります。
また、病気がきっかけの場合も多くあり、うつ病の治療に合わせて原因になっている病気の治療が必要な場合もあります。
認知症と区別することが重要で、うつ病を認知症と思ってしまったために対処が遅れてしまい、悲しい結果を招く場合もあります。
精神科を受診することを嫌がる場合には、家族だけで来院して医師に相談するのがいいかもしれません。
症状
特に65歳以上の老年期の方の鬱病では、身体機能の低下も原因して、しびれやふらつき、腰痛などの症状が起こりやすくなります。
いつも気が滅入るように感じ、だるい、やる気が出ない、何をしても面白くない、眠れない、食欲が無いなどの症状を複合的に発症します。
その他のうつ病に関する情報は、こちらのページでも紹介しています。
その他
上記は、手足のしびれに関する病気の一例です。他にも、膠原病、脊髄腫瘍、異常免疫グロブリン血症、多発性硬化症など、さまざまな病気が考えられます。
まとめ
今回は、足の指のしびれの原因と考えられる病気について解説してきました。足のしびれが気になる方は、参考にしてください。