耳掃除は自分でやっていますか?自分で日常的にやっている「耳掃除」ですが、耳鼻科でもやってもらえるのはご存知だったでしょうか?
どのような状態になったら耳鼻科にいって耳垢をとってもらうといいのか、また、どんな方法でとり、費用はどのくらいかかるのかについて見ていきましょう。
耳掃除について
自分で耳垢をとる時は綿棒や耳かきを使うのが、一般的だと思いますが、耳の入り口付近に留めておき、奥の方まで掃除するのは好ましくないと言われていますね。
耳垢には自浄作用があり、咀嚼などで外側へ移動するものなので、その外側へ出てきた耳垢を綿棒や耳かきで取り除いてあげるだけで十分と言われています。
しかし、耳垢が湿ったタイプだと外側に出てきづらかったり、耳掃除をしている時にかえって奥の方に押し込んでしまったりして、自分では取りづらくなってしまう時があります。
そうなると、耳の奥で「カサカサ」や「ゴロゴロ」と音がするようになり、とっても気になって仕方がないものです。また、それだけでなく場合によっては耳の聞こえが悪くなることもありますので、耳掃除と言っても注意が必要です。
取れない耳垢は?
耳の奥の方に耳垢があるように感じたら、無理に自分で取ろうとせずに、耳鼻科に行くことがお勧めです。病院と聞くと足が遠のいてしまいますし、「痛いのでは?」という心配もありますね。しかし、耳鼻科ではさほど時間もかからず、安全に耳の中を綺麗にしてくれます。もちろん痛みもありません。
耳鼻科では、「耳鏡」という器具を耳の入り口に入れて耳の中を見やすくし「耳垢鉗子」で耳垢を挟んで取り出します。その他、「吸引管」で細かくなった耳垢を吸い込むようにして取り出したり、大人の人には「耳用小鈎」を使うこともあります。
気になる費用ですが、保険診療となりますので3割負担の場合初診料を入れて、おおよそ1,500円前後となるようです。基本的には治療の一環という捉え方ですので、耳鼻科であればどこでも対応してくれますが、心配な場合は確認しておくといいですね。
まとめ
何気なくやっている耳掃除ですが、案外耳の穴は傷つきやすいものです。間違った方法ややり過ぎはキレイに取れないばかりか、耳の病気に繋がるリスクもありますので細心の注意が必要です。
「最近、耳の調子や聞こえが悪いな…」と感じる人は、一度耳鼻科で耳掃除をしてもらうのがいいかもしれません。自分でするより確実にキレイになりますし、何より安全という事が一番ではないでしょうか?