
最近、肩こりが続くと思っていたら、偏頭痛や歯痛まで出てきて辛いという方いませんか?その頭痛や歯痛は、肩こりと関係あるかもしれませんよ。ここでは、肩こりと偏頭痛や歯痛の関係性と、そんな時におすすめの市販薬をご紹介したいと思います。
偏頭痛との関係性

偏頭痛とは、こめかみ辺りがズキンズキンと脈打つように痛くなる頭痛です。ひどくなると気分が悪くなったり吐き気がしたりします。同時に肩や首のコリが出ることが多いのですが、なぜでしょうか?
人間の脳の神経はたくさんあり、密に張り巡らされています。その中でも、一番大きなものに三叉神経という神経があります。これは、頭から首、肩の辺りまで通っています。
そして、人が感じる痛みは、神経を通って伝わります。肩と頭の痛みは同じ神経を通っているため、2つが連動することがあるのです。
歯痛との関係性

肩こりと歯痛の関係ですが、先ほどの偏頭痛と肩こりの関係と同じく、歯と肩は三叉神経で繋がっているため痛みが連動することがあります。
そして、もう一つ、歯痛と肩こりの関係で考えられるのは、前傾姿勢によって上下の顎にズレが生じて、噛み合わせが悪くなり、その状態が続くと歯が痛くなるということです。
前傾姿勢とは、パソコンなどの作業をする時に、ついつい頭が前に出て猫背になっている姿勢です。この姿勢を長時間とることによって肩こりも起こります。
おすすめの市販薬

では、辛い肩こりと偏頭痛や歯痛がある時におすすめの市販薬はあるのでしょうか?結論から言いますと、特に偏頭痛に対して効果てき面の市販薬はないのが現状です。
というのも、偏頭痛に対する治療薬は処方箋が必要だからです。しかし、すぐには病院にいけない時もありますよね。そこでおすすめしたいのは次の2つです。
1つ目は、イブプロフェン配合の市販薬で、画像の「イブ」が代表作です。これは胃腸障害も少なく、効果が出るのが比較的早いです。2つ目は、ロキソニンです。これは強めの痛みにも効きやすいです。
この2つをおすすめする理由は、ともに元は処方薬だったため、効果が高いという点からです。特に偏頭痛や歯痛は痛みが強いことが多いため、鎮痛作用が高いほうがいいでしょう。
しかし、2つとも、副作用や禁忌条件もあるため、服用の際には薬剤師に相談し、決められた飲み方を守りましょう。
また、市販薬で乗り切る場合は、痛みが出そうだなと思った時点で飲むのが良いでしょう。痛みがピークの時に服用しても効果があまり感じられないかもしれません。
*イブやロキソニンについては下記ページでも詳しく紹介しています。
まとめ
肩こりと偏頭痛や歯痛の関係は、神経の伝達によるものが大半ですが、まれに心筋梗塞や脳梗塞の前兆のこともあります。市販薬を服用しても痛みが強くなったり、ほかの症状が出たりしたら、速やかに医療機関を受診しましょう。