
耳が痛んで聞こえにくいと生活にも支障が出てきますし、このままの状態が続くのではないか、聞こえなくなってしまうのではないかと不安になりますよね。耳は脳に近いこともあり、耳だけが原因ではないことも少なくありません。そこで、今回は、右耳が痛んで聞こえにくいという症状から考えられる原因をご紹介したいと思います。
考えられる原因は?
右耳が痛いこと、それに伴って聞こえにくいという症状が出ている場合、どのような原因が考えられるのか以下に挙げてみます。
中耳炎
急性中耳炎といいます。中耳炎の原因はほとんどが細菌の感染によって起こります。鼻と耳を繋ぐ耳管という管を通って細菌に感染することで痛みや頭痛、聞こえにくいなどの症状が見られます。大人よりも子供のほうがこの耳管が短いために発症しやすいといわれています。
外傷
何かにぶつかったり、当たったりといった衝撃による外傷から、耳掃除のしずぎという理由も大きな外傷の理由の一つです。綺麗にしているつもりが、耳垢を奥に追いやってしまい、耳垢が詰まってしまう方もいます。
また、硬い耳かきを使用して耳の中を傷つけてしまったり、外耳を傷つけてしまうことがあります。衝撃によって鼓膜が破れてしまうと再生手術が必要となることもあります。
外リンパ瘻
耳は外側の耳たぶあたりの外耳と、その内側にある内耳、内耳と外耳を繋ぐ中耳という大きく分けて3つの器官があります。外リンパ瘻とは、内耳にある外リンパ液という外からの音を脳へと伝える液体が内耳の壁に穴を開けてしまう病気です。症状としては、難聴、バランス感覚の喪失、頭痛などが挙げられます。
ストレス
ストレスと耳の痛みや聞こえにくさというのがリンクしづらいかと思いますが、ストレスによる偏頭痛から、その痛む部位によっては耳の痛みを感じることもあるといわれています。ストレスを受けると血流が滞り、それが原因となって、首のコリや肩こりを引き起こします。
このコリがさらに後頭神経痛にとつながることがあります。この痛みが耳の痛みと感じたり、顎の痛みを引き起こすことで、近い位置にある耳の痛み、また聞こえにくさをもたらします。
改善方法は?
では、右耳が痛み、聞こえにくい時どのように対処をするのが良いのでしょうか?先ほど挙げた考えうる原因ごとにご紹介します。
中耳炎の場合
中耳炎は耳の上の鼻咽頭粘膜の血管がわずかに収縮することでも改善することができます。改善方法としては、座位になり、患部を冷やす、カロナールなどの鎮痛解熱剤を服用すると症状が良くなります。
外傷の場合
外傷による耳の痛みに対しては、ぶつかったなどの衝撃によるものですと傷が鼓膜にまで達していないかなど専門医による検査が必要です。
一時的に痛む、聞こえにくいという症状でしたら鎮痛剤による応急処置でも良いのですが、長引く場合は耳鼻科の診察を早めに受けましょう。
外リンパ瘻の場合
外リンパ瘻の対処法としては、診断がくだってからになりますが、保存的療法である自然療法と手術が挙げられます。保存的療法ではリンパ液が流れ出ないよう安静にし、ステロイドなどで痛みを緩和する処置がとられます。しかし、それでも症状が緩和しない場合は、手術によって外リンパ瘻をふさぐ処置が講じられます。
ストレスの場合
ストレスによる耳の痛みや聞こえにくさに対しては、ストレスを取り除くことが第一の治療です。無理をせず、栄養バランスの良い食事や、アルコール、喫煙を控えるなど自律神経を乱さないような生活が望まれます。
まとめ
耳の痛みには耳が原因の場合と、そうでない外的要因、またはストレスなどの心因性のものがあります。いずれの場合でも耳の痛み、聞こえづらさは生活への支障とともに精神的にも負担となってしまいます。早めに耳鼻科の診察を受けて適切な治療を行うようにしましょう。