
鼻血がなかなか止まらない…止まってもすぐにまた出ちゃった…そんな経験は誰しもあると思います。ただの鼻血だと甘く見ていると危険で命に関わることもあります。鼻血が止まらない時の原因と対処法をしっかり覚えておきましょう。
鼻血が止まらない時の原因
子どもの鼻血や外傷、打撲による鼻血はすぐに止血できる場合が多いです。しかし、持病が原因だったり、出血部位が鼻の奥だったりすると止血が難しく、大量出血を起こすこともあります。
また、頻繁に鼻血が出る場合も気を付けなければなりません。以下に、鼻血を起こしやすい疾患や止まりにくくなる原因をご紹介します。
ワーファリンなどの服用
ワーファリンなどの血液を固まりにくくさせる薬は、出血を止めにくくするため、一旦鼻血が出ると止まりにくいです。普段から鼻血を出さないよう、鼻を触らない、部屋を乾燥させないなどの予防策が必要です。
高血圧
血圧が高い状態が続くと、鼻の血管の圧力も高くなり、血管が脆くなって出血しやすい状態になります。他にも、高血圧は心筋梗塞や脳卒中などのリスクになりますので、早めの受診をおすすめします。
上顎癌
上顎の部分に癌ができ、大きくなると血管や神経を圧迫し、鼻血の他にも目の症状、歯の痛みなどさまざまな症状を引き起こします。上顎癌による鼻血は通常、片側からのみです。中高年の男性に多く、耳鼻咽喉科で専門的な治療が必要です。
白血病
正常な血液を作ることができず、貧血や免疫力の低下と共に出血しやすい状態を引き起こす病気です。さまざまな年代で発症し、治療は困難を極めます。
特発性血小板減少性紫斑病(ITP)
出血を止めるための血小板という物質が減少し、出血しやすくなる病気です。10歳以下の子どもと20-40代の女性に起こりやすいとされています。鼻血だけでなく、歯ぐきからの出血、四肢には皮下出血が見られます。原因はまだよく分かっていません。
鼻血が止まらない時の対処法
昔から、鼻血の止め方として有名なのが「首の後ろをトントンと叩く」「鼻をつまんで上を向く」という方法ですが、これらは無意味です。
特に上を向かせると、鼻血が喉を伝って食道に流れ、胸焼けや吐き気が生じますので、絶対に上を向かせてはいけません。
ここで、正しい鼻血の止め方について知っておきましょう。
まずは衣服をゆるめて、座らせたり寄りかからせたりさせます。のどに流れ込んだ血液は口から吐き出させるようにします。
親指大のコットンやティッシュを出血している鼻の穴に入れて、しばらく鼻をつまむか、出血している方のみを圧迫しましょう。濡れタオルを前頭部やうなじ、心臓部などに当てるのも効果的です。
一旦止まったとしても、鼻の中には血の塊が残っています。それを無理に取ろうとしたり、鼻を強くかんだり、いじったりすると、また鼻血を繰り返してしまいます。止血したら、血圧を測定し、しばらく安静にすることが大切です。
また、鼻血が止まらず、病院へ行く場合は、鼻血が出始めた時間、出血時間の長さ、大体の出血量、出血の頻度を把握しておくことが必要です。
他にも、血圧や今までかかった病気、服用している薬などをすぐに医師に伝えられるようにしておきましょう。救急車を呼ぶ場合にも同様に、状態を説明できるようにしておくとスムーズに対処してくれます。
まとめ
鼻血の原因の大部分は、鼻の中を傷つけてしまうことによるものですが、特にそういった覚えがないのに鼻血が頻繁に出たり、鼻血が止まりにくい場合は、早めに専門家を受診しましょう。