
朝起きたときに首が痛いのは、その多くは寝違いによるものですが、枕の高さなどが寝違いに影響を及ぼしているのでしょうか。また朝起きたとき首が痛い場合、寝違い以外に考えられることはないのでしょうか?ここでは、そんな朝起きると首が痛い原因についてまとめていきます。
枕が原因のことあるの?
朝起きたときに、首に疼痛があり、特に運動した時と同じような痛みを感じる場合は、いわゆる寝違いです。寝違いは医学用語ではなく、頸部周囲の靱帯や筋肉の急性炎症による痛みととらえることができます。原因は、不自然な姿勢で眠り続けた時に起こるもので、首の関節や筋肉にかかっていた負担が原因となっています。
通常、変な姿勢で眠っていると、首が痛くなってきて、違和感を感じるようになり、それにより目が覚めたり、無意識のうちに首の姿勢を変えたりするものですが、疲労がたまっていたり、泥酔状態で眠ってしまった場合、不自然な姿勢で眠り続けてしまうと寝違いになってしまいます。
ソファーで寝てしまったり、旅行先で慣れない枕で寝たときによく寝違いを起こしたりするのも、普段とは違う不自然な姿勢で眠り続けてしまうことによって起こってしまいます。枕が高すぎると、頸椎が自然な形を保てなくなり、一晩中、首を不自然に曲げた状態を続けることになり、それが寝違いの原因になってしまうこともあります。
高い枕で仰向けにねると、後頭部が上がり、顎が引けます。すると後頭部から首や肩にかけての血行が悪くなり、こってしまい痛みの原因になってしまいます。かといって低い枕であれば良いのかというと、逆に頸椎が伸びて顎があがってしまいますので、これもやはり首への負担がかかってしまいます。
首が痛くならない枕選びのコツ!
首が痛くならない枕選びのコツは、枕の高さ、柔らかさ、寝返りの打ちやすさです。枕の高さは個人の体系や寝方など個人差がありますが、頚椎部分の隙間がしっかりと埋められ、仰向けで寝ているときに苦もなく寝られる感覚が大切です。
具体的に言うと、女性では3cm弱、男性では4cm前後が平均的ですが、太っている人は、頭部や肩に重みがあるために枕がより沈み込むことから標準体重の人よりも1~2cm高い枕のほうが良く、猫背の人は背中に丸みがあることから、標準的な人より0.5~1cm高い枕がお勧めです。
また、横向きで寝る人は肩幅を考慮して、通常より0~1cm高く、うつ伏せで寝る場合は、通常よりも1~2cm低いものが良いでしょう。枕の柔らかさは、硬すぎず柔らかすぎずで、頭が枕に沈む割合がおおよそ20%程度が理想だと言われています。
さらに、寝違いは、同じ姿勢を続けたことにより起きてくるので、寝返りを打ちにくい枕はお奨めできません。そのため枕の大きさとして頭3個分の長さがあれば十分です。
ヘルニアの可能性は?
また、首が痛む病気にヘルニアがあります。頸椎ヘルニアは、軽度の段階では寝違いと間違えやすい部分があるので注意が必要です。
頸椎ヘルニアは、首にある椎間板から随核が出てしまい神経を圧迫してしまうため、首が痛くなります。頸椎ヘルニアの場合、多くは片側の腕に広がる痛みがあり、しびれや脱力感が伴います。
首の痛みとともに、手がしびれていたり頭痛やめまいを感じたりするようなことがあれば、頸椎ヘルニアの可能性もありますので、医療機関を受診するようにします。
まとめ
朝起きると首が痛い寝違いは、枕選びによって防ぐことができます。高さ、柔らかさ、寝返りのうちやすさなどを考慮し、自分にあった枕選びが大切です。
また、頸椎ヘルニアの場合も軽度の場合は、寝違いと似たような症状がありますが、ヘルニアの場合は片側の腕に広がる痛みやしびれがありますので、こうした症状がある場合は、医療機関を受診するようにします。