
更年期とは、「閉経(月経が止まる)」の前後10年間を指します。日本人女性の平均は50歳頃ですが、早い人では40歳頃から始まります。
この更年期に現れる症状に不正出血があります。ここでは、更年期に不正出血が続く原因と対処法を紹介していきます。
不正出血の原因一覧
ホルモンのバランスの乱れ
更年期はホルモンの量が減少するため、ホルモンのバランスが乱れやすく、不正出血が続きます。更年期まで不正出血を経験したことがない人でも、更年期になると不正出血が続くことが多いです。
更年期では、ホルモンの一種であるエストロゲンが減少します。その為に無排卵周期性となります。
エストロゲンは排卵を起こさせるために必要なホルモンですが、更年期になると排卵を起こすことができないほどに減少します。
しかし、排卵は起こりませんが、子宮の内膜を厚くすることはできる為、厚くなった内膜が急に落ちて、不正出血を引き起こします。
無排卵周期は排卵日が分からず、生理周期が計算できなくなります。生理周期もマチマチになるので、不正出血と生理の見分け方が難しいです。
更年期障害とは違い、生理周期が乱れたり、生理時の出血が大量になります。月経のトラブルが多いと他の更年期症状が現れやすくなります。
子宮にがんができた場合
子宮にがんができると不正出血を引き起こすことが多いです。ここでは、代表的な子宮のがんを紹介します。
子宮頸がん
性交時に病原体である「パピローマウス」に感染して病気にかかります。子宮の入り口の子宮頸管にできるガンです。性交渉を経験した女性の8割は一度は感染します。
感染しても自然消滅することがほとんどと言われています。持続感染すると子宮頸がんになる可能性があります。初期症状はありませんが、進行すると不正出血や悪臭がするおりものが出ます。
子宮体がん
子宮の内膜部分にできるガンです。原因は女性ホルモンの過剰分泌が排卵障害を起こして、子宮内膜が上手く剥がれ落ちなくなり、内膜が増殖していくがんです。初期段階から不正出血や血が混じったおりものが出てきます。
50-60代は子宮がんを発症しやすく、閉経後に腰痛や下腹部痛を伴った出血があると子宮体がんを疑う必要があります。早期に病院受診をしましょう。
不正出血の症状
- 生理が終わった直後に生理に似た出血がある
- おりものに血が混じっている
- おりものが茶色い
*症状自体は1-2日で治まったり、数日置きに起こる場合もあります。
不正出血の対処法
不正出血が見られる場合は、生理用のナプキンを使用しましょう。出血量や血液の状態の様子を見ましょう。不正出血が何日間も続く様でしたら、病院の婦人科を受診しましょう。
ホルモンのバランスの乱れが原因の場合は、治療として漢方が処方される場合もあります。また、子宮内にがんがある場合は早期発見・早期治療が大切です。
ホルモンのバランスによる出血なのか、何らかの病気が原因で出血しているのか、いずれにしても体からのサインです。見逃さないようにしましょう。
まとめ
更年期の不正出血は自然な症状であると同時に、子宮がんの症状である場合もあります。もし、気になることがあれば、病院に行き、医師に相談するようにしましょう。