あなたは身体にタコができたことはありませんか?じわじわとでき、気がついたら硬くなっていて困るという方も少なくないと思います。
そこで今回は手にできるタコの正しい取り方とアフターケア、そして痛みを伴う時の対処法をご紹介したいと思います。
手の指のタコの正しい取り方
まず、タコとは何なのかみていきましょう。タコはイボや魚の目とも似ているため区別しずらいのですが、いずれも皮膚潰瘍の1種です。タコはイボとは異なり、皮膚は表皮、真皮、皮下組織の3層から成っており、その表面は角質層という厚い層が保護しています。角質層は水分が失われないようにカバーする役割のほか、外的刺激や傷から守る働きがあります。
タコができてしまうのは、使用している部位に過度な刺激が加わったり、使いすぎることで角質層が厚くなり、肥厚化してしまうからです。見分けづらい魚の目との違いは、タコが皮膚の表面が外側に向かって厚くなっていくのに対し、魚の目は内側に向かって厚くなっていくため、神経などを圧迫し痛みをともなうことが多いのが特徴です。
タコは皮膚科での治療もありますが、軽度のものでしたらセルフケアで取り除くことが可能です。タコをとるには、患部を清潔にし、角質を柔らかくしてくれるサルチル酸入りのパッドを貼り、タコ部分を取りやすいように柔らかくします。市販の商品ではスピール膏などがあります。1〜2日貼り、タコがふやけてきたとことでタコ取り専用カッターで深すぎないように切り取ります。
タコを取った後の処置
タコをとった後に大切なのはアフターケアです。そのままにしておくと感染し肌の状態が悪化してしまうこともありますので、タコが取りのぞけたといって安心しないようにしましょう。
まず、取り除いた後はお肌の修復・再生を促すためにも保湿を行いましょう。おすすめは白色ワセリンやドクターズコスメなどにあるビタミンC誘導体入りのクリームです。顔に塗る化粧品などは界面活性剤が入っているものもあり、組織再生を遅らせてしまうこともありますので、あまりオススメしません。
また、タコは一度取れたと思っても数週間程度で再発してしまう可能性もあります。したがって、繰り返さないためにも日々の指の使いすぎに気をつけたり、指サックやテーピングなどでできやすい部分をカバーするようにしましょう。
タコが痛いときの対処法
さきほどタコと魚の目の違いにおいて痛みがあるのが、魚の目とお伝えしましたが、タコでも痛みを生じることがあります。角質が肥厚化した状態で、さらに刺激が加わることで神経を圧迫し、痛みをともなうことがあります。
手はあらゆるシーンで使いますので、ダメージを避けることは難しいのですが、痛いときはなるべく指の使用を控えるようにしたり、テーピング、指サックなど保護するものをつけることで刺激の軽減をはかることができます。
しかし、放置しても一度できたタコは治りませんので、早めに取り除くか、皮膚科の専門処置を受けるように心がけましょう。
まとめ
見た目にも気になる指のタコ。放っておいても治らないばかりかどんどん悪化することもあります。とくに痛みを伴う際は、今回ご紹介したケア方法を試してみてこまめなケアと根本原因への対処を行うようにしましょう。