
子供の耳から何か液体のようなものが出ているという経験はあるでしょうか。さらさらしている物から、どろっとしていたり、血が混じっているなど性状が違っていますが、それらは「耳垂れ」といいます。
耳垂れがある時、それはなにか病気のサインなのでしょうか?対処法などを含めて調べていきましょう。
考えられる病気
中耳炎
子供や乳幼児は耳管という耳の器官が未発達な形状のため細菌などが侵入しやすくなっています。そのため風邪をひいて鼻やのどに症状があるとき特に中耳炎にかかりやすくなります。
耳垂れの他に発熱、痛み、聞こえずらさといった症状が現れますので子供が風邪をひいた時には注意して観察してあげる事が必要です。
外耳道炎
耳かきなどの際に外耳道と言われる耳の穴から鼓膜までの部分を傷つけてしまったところに細菌が感染しておこります。
痛みや痒みが強く、炎症が進むと耳垂れの症状が現れます。子供が耳を気にしている様子がある時や触ると痛がるような時はこの病気を疑うと良いでしょう。
外耳道湿疹
耳の皮膚はデリケートであるためアレルギーなどにより湿疹ができるとそれがすぐに広がってしまいます。
外耳道に湿疹ができるとかゆみや違和感があるため子供は、つい触ってしまうため皮膚に傷がつき炎症を起こし耳垂れの原因になります。
外耳道損傷
耳かきの時や異物除去時などの裂傷や擦過傷が原因で痛みや出血が起こります。また傷の部分に細菌感染がおこると耳垂れの症状が現れます。
頭部外傷
頭を強くぶつけた後にごくまれに耳垂れが出る事があります。この場合頭の中で大変重症な傷が出来ている事が考えられますので直ちに専門医へ行く必要があります。
頭を打った時にはすぐに症状が出ない場合もありますので2~3日は注意深く様子を見てあげるようにしましょう。
耳垂れの原因はそのほとんどが細菌感染によるものです。そのため抗生物質による内服や点耳薬、軟膏などの治療が必要ですので、最良の対処法は専門医を受診する事です。
症状が夜中に起きたり、休日などですぐに病院にいけない時の応急処置としては、無理に耳の中の浸出液を取ろうとせずに耳から出てきた物を優しく拭き取る程度で大丈夫です。
また、痛みが強い時には冷やし過ぎない程度に冷たいタオルなどを耳にあててあげるのも良いでしょう。ただし、頭を強く打った後に耳垂れが出ているような場合は救急病院へ行くなど早急な対応が必要です。
まとめ
耳垂れが出ている時、そこには何らかの原因となる病気が関係している場合があります。
原因を特定しきちんと治療しなければ耳垂れは治まらず、放置すると難聴の原因になるケースもあります。
数日続くような耳垂れがある時や他にいつもと違う耳の症状がある時には耳鼻科での診察を受ける事が重要です。