
便秘で苦しんでいたのに、お腹が痛くなってきてトイレに入ったら今度は下痢になっていて、しばらくするとまた便秘になってしまったという経験がある人もいるかと思います。
こんな時、便秘薬を飲むべきなのか下痢止めを飲むべきなのか悩んだり、そもそもどうして下痢と便秘を繰り返すのか不思議に思ったりするかもしれません。
こんな時はどうしたらいいのでしょうか?そんなわけで、今回は、下痢と便秘の症状を繰り返す原因と対処法についてまとめていきます。
目次
下痢と便秘の原因は?
下痢と便秘を繰り返す原因について説明していく前に「下痢」と「便秘」の原因にはどのようなものがあるのかを見ておきましょう。
下痢
下痢は、消化不良によって起こりますが、炎症や腫瘍によって消化機能が低下した場合も起こります。また自律神経のアンバランスで自律神経が過度に活発になり消化が間に合わないで起こる場合もあります。
便秘
便秘は大腸の蠕動運動の機能低下により、うまく排便がきなくなる状態で、蠕動運動の機能低下には、水分や食物繊維の不足や腸内環境の悪化、自律神経のアンバランスなどがあげられます。また、ポリープや主要がある場合は、それが便通障害となって便秘になることもあります。
便秘と下痢を繰り返すのはどうして?
以上2つの症状の原因を合わせると、便秘と下痢を繰り返す場合は、自律神経のアンバランスや腸内環境の乱れが考えられます。具体的には、以下のような原因が考えられます。
市販薬の効きすぎ
便秘の時に下剤を飲むと、それが効き過ぎて便秘は解消できたものの下痢になってしまい、そこで腸の働きが弱くなり、さらなる便秘につながってしまうことがあります。
生活習慣の乱れ
睡眠不足などで生活のリズムが崩れると、自律神経のバランスも崩れて、腸の蠕動運動も乱れてしまい、それが便秘につながることもあります。
過敏性腸症候群
過敏性腸症候群とは、腸の異常によって起こる症状で下痢と便秘を繰り返し、検査をしても、器質的な問題がある部位はありません。
日本人の15~20%は過敏性腸症候群だと言われるくらい多く、その原因は、人間関係や仕事などさまざまな問題からくる心理的なストレスであることが多くなっています。
腸の蠕動運動には自律神経が感よしていますが、ストレスがかかると交感神経が有意に働き、腸の蠕動運動や消化器官の反射を高めてしまい、これが下痢や便秘の便通異常を引き起こします。
下痢と便秘を繰り返すときの対処法

下痢と便秘の繰り返しは、器質的な異常がない場合は、腸内環境の悪化や自律神経の乱れからくる腸の蠕動運動の異常から来ているので、腸内環境を整え、自律神経のバランスを良くするようにします。
まずは、自律神経の乱れの原因となる生活習慣の乱れの改善で、睡眠不足や暴飲暴食をやめるようにします。
そして、過敏性腸症候群の主な原因となっている心理的ストレスを緩和するために、趣味で気分転換をしたり、適度な運動をしたりするとよいでしょう。
脳腸相関といって、脳がストレスを感じると胃腸に悪影響を及ぼしたり、逆に腸内環境が悪くお腹の調子が悪いとイライラしたりという悪循環がありますので、乳酸菌などで腸内環境を整えることも有効です。
基本的には、生活習慣を改善していくということになりますが、薬としては、腸の過敏状態を緩和する消化管機能調節薬があり、便秘の場合は下剤、下痢の場合は整腸剤を使い、精神的ストレスに対して抗不安薬や抗うつ薬が処方されることもあります。
まとめ
下痢や便秘を繰り返す状況は、結構つらいものがあります。通勤通学途中の電車や、仕事の会議中に急に腹痛が起きたり、便意を催したりと日常の生活にも支障をきたしかねません。
こうした症状の多くは、ストレスによる自律神経の乱れなどから来ている場合が多く、ストレスといかにつきあっていきコントロールしていくかということが大切です。