
手のひらにできる「水ぶくれ」。いったいどうしてできるのか考えたことがありますか?「いつもこんなものだから仕方ない」とあきらめている人もいると思います。今回は、この手のひらにできる水ぶくれの原因と対処法を紹介していきます。
目次
水ぶくれとは
水ぶくれとは、皮膚に透明な液体が溜まった状態のことを言います。これが濁って黄色になりうみを持つと膿疱となって、とびひの発症になります。水ぶくれは医療用語で水疱を呼ばれます。
水疱や膿疱が破れると皮膚の剥がれたものが外のホコリと一緒になって内容物の液体とまみれて厚く固まったものを作ります。これが痂皮(かさぶた)になります。
水ぶくれの原因
まずは、水ぶくれの原因から見ていくようにしましょう。
汗疱
手のひらや足の裏などに汗を多くかくことで発症します。手のひらや足の裏、指の間など汗が出るところに1〜2mm程度の小さな水疱が現れ、その水疱が融合して大きな水疱になることもあります。かゆみを伴うのが特徴で、かくことでひどくなります。
掌蹠膿疱症
手のひらや足の裏に水疱ができて慢性化し、再発を繰り返す治りにくい皮膚疾患です。小さな水疱ができて周囲が赤くなりますが、徐々に黄色に変色していきます。水疱ができるとかゆみを伴い、しばらくするとかさぶたになります。
原因不明ですが、扁桃炎や歯芽などの病巣感染ともいわれることもあります。喫煙やアレルギーも関係があるとも言われます。水虫と似ていますが、細菌やウイルスが原因ではありませんが、比較的多く見られる病気です。
主婦湿疹
手の甲や指の皮膚にできる湿疹です。中性洗剤が原因のひとつにあげられているため主婦湿疹と呼ばれていますが、女性だけでなく男性にも見られることが多くあります。
中性洗剤で油汚れがよく落ちるように、皮膚の表面にある脂もとれてしまうためにカサカサになって荒れてきます。そうなると刺激を受けやすくなり、湿疹が現れてしまうのです。
アトピー性皮膚炎
さまざまな「アレルギー物質(ダニやハウスダスト、花粉など)」が原因で激しいかゆみが繰り返し起こります。全身に症状が起こることが多いのですが、手のひらにも現れます。カサカサとサメ肌のようになったり、水ぶくれになったりします。
水ぶくれの対処法
水ぶくれの原因はさまざまですが、その対処法や治療法は共通するものもあります。治療法のほとんどは、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬の内服などになります。炎症がひどくなったり、とびひの状態になると抗生物質を使うこともあります。
原因によっては、ビタミンAやビオチンと呼ばれる栄養素を補給することで症状が軽減されることもあります。その他、自分でできる対処法をみてみましょう。
禁煙する
掌蹠膿疱症の人の約80パーセントの人が喫煙者というデータもあります。ほかの湿疹に対しても、喫煙は皮膚に悪影響を与える場合があります。できるだけ禁煙を心がけましょう。
食生活の改善
栄養のバランスを考えて、ビタミンなどを摂ることが大切です。また、添加物の多い食事も避けるようにしましょう。
ストレスを避ける
現代社会はストレスのかたまりです。しかしながら、ストレスはさまざまな病気の原因となっています。できるだけストレスを避ける工夫をしてみましょう。
保湿する
洗剤を使った後などは流水でよく手を洗い、乾かしてからクリームなどで保湿するようにしましょう。
手袋をする
ゴムの手袋をそのまま付けるとかえって手荒れの原因になることもあるので、ゴム手袋の下に木綿の手袋をはめると良いでしょう。
まとめ
手にできる水ぶくれは生活しにくく見た目にもよくないために、早く治してしまいたいものです。気になるようなら、皮膚科で診てもらいましょう。