
ボルタレンもロキソニンも解熱鎮痛剤としてよく知られているお薬ですが、どのような違いがあるのかご存知ですか?
お薬を服用するにあたり、効き目や、強さ、副作用などについては気になるものですよね。この二つの解熱鎮痛剤について調べてみたいと思います。
鎮痛作用の違い
ボルタレンはジクロフェナクナトリウムを成分としていて解熱鎮痛剤のなかで一番抗炎症作用が強く高い鎮痛効果があります。強い痛みに対して頓服薬として処方される事が多く、常用としては使われません。
ロキソニンの成分はロキソプロフェンナトリウムで、ジクロフェナクナトリウムの次に作用が強いお薬で、ボルタレンは処方薬のみである事に対し、ロキソニンは同成分の市販薬があります。
効き目の速さ・持続時間の違い
薬を服用してから効き目が現れるまでの時間はロキソニンが15分、ボルタレンは30分ほどです。大体の目安の時間ではありますが、ロキソニンの方が即効性があると言えます。
ボルタレンで即効性を求める場合には座薬を用いる場合があります。
薬の効果の持続時間はボルタレンもロキソニンも大差はなく、6~8時間ほどです。また、服用間隔は両方とも4~6時間は空けるようにして、過剰摂取にならないように注意しましょう。
副作用の違い
ボルタレンとロキソニンの副作用に関しては大きく異なる点はありません。どちらにも、消化器症状(胃の違和感・食欲不振・吐き気・嘔吐・下痢)、浮腫、皮膚症状(発疹、発赤)、眠気などが報告されています。
ただ、ボルタレンの方が効果が大きい分副作用も強く出現したり、その頻度も高いようです。どちらのお薬も病院で処方される時には胃腸の副作用の予防目的として胃薬が一緒に処方されますので、必ず一緒に飲むようにしましょう。
その他、肝障害、腎機能の低下、心臓発作などの副作用が挙げられますが、このような重篤な副作用はまれに現れるものです。
また、両方ともインフルエンザの時の解熱時に使用すると「インフルエンザ脳症」を誘発する危険性があるので使わないのが一般的とされています。
妊婦さんや妊娠の可能性のある方に対しての使用も禁止されていますし、ボルタレンとロキソニンを同時に併用する事も危険ですので止めましょう。
まとめ
ボルタレンもロキソニンも痛みに対して効果の高いお薬でありますが、効果の強さや即効性、副作用などに違いがある事がわかります。
ただ、効果が高いお薬であってもどんな痛みも抑えられる万能のお薬ではなく、痛みの種類や人によって効き目に違いがあり、時には逆効果になる場合もあります。
安易に痛み止めの薬に頼るのではなく、医師に症状を正しく伝えて痛みの原因を明確にする事が大事なことです。