
切れ痔やいぼ痔などのおしりのトラブルはなかなかお医者さんにも相談しづらいものですが、放っておくと悪くなってしまい、手術などが必要になってしまうこともあります。
そんなことになる前に最初に試しやすいのが、ドラックストアで買えるお薬です。今回は、そんなお薬の中からリシーナをご紹介いたします。
効果
リシーナは軟膏タイプ、坐剤タイプ、注入軟膏タイプの3種類の剤形があります。
どれを選んでもお薬の有効成分は同じで、アミノ安息香酸エチル、リドカイン、酢酸ヒドロコルチゾン、酸化亜鉛、L-メントール 、イソプロピルメチルフェノール 、アラントイン、酢酸トコフェロール(ビタミンE誘導体)が含有されています。
このうち、アミノ安息香酸エチル、リドカインは局所麻酔薬の一種なので痛みを和らげるのに効果があります。 酢酸ヒドロコルチゾンはステロイドの一種です。
ステロイドの強さが5段階あるうちの一番弱いものになりますが、ステロイド剤は炎症を抑えるのに強い効果を発揮します。
酸化亜鉛は皮膚科の先生が処方するお薬でも、よく他のお薬と混ぜて使われることのあるお薬です。劇的な作用はないのですが、皮膚を保護する作用があります。軽いやけどなどにも用いられます。
イソプロピルメチルフェノールはニキビ薬などにも含有されていることのある成分で殺菌作用があります。 アラントインは炎症を抑える作用があり、傷の修復を促進します。
酢酸トコフェロール(ビタミンE誘導体)は血行を良くするお薬でしもやけのお薬などにも含有されています。 有効成分は同じなのでご自身のお好みや症状に合わせて剤形を選択すると良いと思います。
注意が必要な点としては、どのタイプでも基本的に1日3回まで使えるのですが、注入タイプを注入で使用する場合は1日2回までしか使用できないこと、また一度塗布に使用したものは注入には使用できないこと、有効成分は同じでも添加物が異なることです。
副作用
もっとも注意が必要な副作用として、「ショック(アナフィラキシー)」が上げられます。
軟膏タイプには記載がないのですが、坐剤タイプ、注入軟膏タイプをご使用後すぐにかゆみ、蕁麻疹、動機、息切れなどが起こった際にはすぐに病院に行くようにしてください。
またステロイドが含有されているので長期の連用はあまりお勧めではありません。10日以上、使用しても良くならなかった場合には医師の診察を受けるようにしてください。
まとめ
デリケートな悩みは人に相談しづらいですが、悪くなってしまうと、ますますつらい思いをすることになってしまいます。早めの対策を心がけましょう。