頭痛や生理痛など何とかして痛みを緩和したいときに痛み止めは有効です。解熱鎮痛薬の薬にはいくつか種類がありますが、なかには成分によって眠気を感じることがあります。
ロキソニンSは効き目が良く眠くならない痛み止めです。今回は、ロキソニンSの効果や副作用について解説します。
効果
ロキソニンSは、ロキソプロフェンナトリウム水和物を主成分として痛みや熱の原因となる物質、プロスタグランジンの発生を抑制して解熱鎮痛に効果を発揮します。
主に頭痛や生理痛、歯痛や咽頭痛、関節痛、神経痛、筋肉痛、悪寒や発熱などに効果があり痛みや熱を素早く取り除いてくれます。
ロキソニンSの薬の成分は体内で吸収されてから作用するため、胃への負担が少なくてすみます。
また病院で処方される医療用のロキソニンと同等の成分・量のため優れた効果が期待でき、効き目も速いので1回1錠の内服で効果が現れます。鎮静催眠成分を含まない為、眠くならないのが特徴です。
ロキソニンSが効果を発揮するまでの時間は15分〜60分程度で平均30分前後で効果が見られ、約7時間程度効果が持続します。15歳以上から使用可能で1日2回まで内服可能となっています。
副作用
即効性があり胃にも優しい薬ですが、どのような薬でも副作用が出ることがあります。ロキソニンSの副作用は以下のようになります。
皮膚の痒みや発赤・発疹、食欲不振、胃部不快感、悪心、下痢、便秘、血圧上昇、めまい、倦怠感、貧血など症状が現れることがあります。
また発熱、から咳、突然の息切れなど間質性肺炎の症状や全身倦怠感、発熱、黄疸など肝機能障害の症状が現れた時は内服を中止して医療機関を受診しましょう。
稀に消化管穿孔や小腸や大腸の閉塞・狭窄など重篤な副作用が起こることがあります。嘔気・嘔吐、激しい腹痛、血便など見られたときは速やかに医師の診察を受けるようにして下さい。
そのほか消化器系や循環器系の治療中の方や血液の値に異常がある方、薬物アレルギーのある方などはロキソニンSの内服により症状が悪化したり、重篤な副作用を起こす恐れがあります。必ず医師の指示に従って内服するようにして下さい。
妊娠中や妊娠の可能性のある方、高齢者や持病のある方は医師や歯科医師、薬剤師に相談してから内服するようにしましょう。3-5日間内服しても効果が現れない時は医師や薬剤師に相談して下さい。
まとめ
ロキソニンSは医療用と同じ成分と量で即効性があり、眠くならない解熱鎮痛です。
鎮痛剤が苦手と言う方もいますが、痛みが強く我慢できない時は無理せずロキソニンSを内服すると効果が得られるでしょう。解熱鎮痛剤は長期間使用せず、必要な時だけ内服するようにして下さい。