アスピリン・ロキソニン・イブプロフェン・バファリンと言えば「鎮痛剤」として知られている成分や市販されている薬の名前です。これらは全て解熱鎮痛剤としての働きがあるお薬ですが、それぞれ違いがあります。
この4つの薬にについて特徴や使いわけの方法について調べていきたいと思います。
それぞれの薬の特徴
アスピリンの特徴
アスピリンは「アセチルサリチル酸」という成分から出来ている鎮痛剤として古い歴史をもつお薬です。「消炎」「鎮痛」「解熱」作用があり、風邪をひいた時の熱さましや頭痛、腰痛の痛み止めとして用いられます。
アスピリンのもう一つの特徴は「抗血症板作用」であり血小板の働きを抑える事で血液を固まりにくくする作用も持っています。
アスピリンの詳細情報を以下の記事で解説していますのでぜひあわせてご覧ください。
ロキソニンの特徴
ロキソニンは炎症をしずめ腫れや発赤、痛み、熱などの症状を抑えるお薬です。安全性が高く、眠くなる成分が入っていず、また胃腸への副作用が軽減されているお薬ですので色々な痛みに対して広く用いられています。また、色々な形状の物があり症状にあわせて処方されます。
ロキソニンの詳細情報を以下の記事で解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
イブプロフェンの特徴
イブプロフェンは炎症を和らげ発熱や痛みを抑える作用を持つお薬です。ドラッグストアなどで購入できる市販薬にも配合されている成分で効き目が比較的穏やかで副作用の少ないお薬です。
バファリンの特徴
バファリンは成分のアスピリンに胃酸の働きを弱める物質が配合されたお薬です。市販のバファリンにはアスピリンが配合されている物、イブプロフェンが配合しているものなどがありますので、それぞれの特徴によって使い分けができます。
バファリンの詳細情報を以下の記事で解説していますので、ぜひあわせてご覧ください。
それぞれの使い分け方法
アスピリン・ロキソニン・イブプロフェンは「非ステロイド性消炎鎮痛剤」に属するお薬で、体内で痛みを引き起こす物質が生成されるのを抑制する事により解熱や鎮痛に作用します。
アスピリンは鎮痛剤としてだけでなく抗血小板作用による心筋梗塞や脳梗塞の予防や治療薬としても使われます。
イブプロフェンはアスピリンより解熱鎮痛作用が強く小児にも使えます。
ロキソニンは抗炎症作用と解熱鎮痛作用が3種類の中で最も高く副作用としての消化管障害作用が少ないお薬ですが、小児には使えません。
薬の鎮痛効果の強さはロキソニン>イブプロフェン>アスピリンの順となります。
まとめ
薬について知るという事は安全にかつ効果的に使うために必要な場合があります。特に市販薬を買う時などはより自分の症状にあったお薬を選ぶのに役立つ知識になります。
また、鎮痛効果が強い物、胃への負担が大きい物、効き目が速い物、穏やかな物など症状に合わせて使う事が必要ですので、薬剤師や医師と相談する事も重要な事です。