カロナールは、アセトアミノフェンを有効成分とする、乳幼児から使用できる解熱鎮痛薬です。
カロナールは、医療用医薬品のため、購入には、医師の処方箋が必要です。急な発熱や痛みに備え、カロナールと同じ効能の市販薬を知っておくと安心ですね。
目次
カロナールの効能
カロナールの有効成分は、アセトアミノフェンです。
その効能は、添付文書より、「頭痛、耳痛、症候性神経痛、腰痛症、筋肉痛、打撲痛、捻挫痛、月経痛、分娩後痛、がんによる疼痛、歯痛、歯科治療後の疼痛、変形性関節症、急性上気道炎の解熱・鎮痛、小児領域における解熱・鎮痛」となっています。
カロナールと同じ効果のある市販薬一覧
市販薬にもカロナールの効能と同様に、痛みや熱を下げるものは、アセトアミノフェン単剤処方のもの、アセトアミノフェンとアスピリンやイブプロフェンなど非ステロイド性抗炎症剤が含まれるもの、非ステロイド性抗炎症剤のみのものなど、数多くあります。
では、カロナールと同じ効能の市販薬として、カロナールと同じくアセトアミノフェン単剤処方のものをご紹介します。
小児用バファリンCII
ライオン株式会社から発売されている小児用バファリンCIIは、フルーツ味の小粒の錠剤になっていて、子どもにも飲みやすくなっています。第2類医薬品に分類されます。
1錠中にアセトアミノフェンが33mg含まれた製剤で、3歳以上の子どもに使用可能です。
小児用バファリンチュアブル
ライオン株式会社から発売されている小児用バファリンチュアブルは、1錠中にアセトアミノフェンを50mg含有したオレンジ味の錠剤です。3歳以上の子どもに使用可能です。第2類医薬品に分類されます。
チュアブル錠とは、錠剤を噛み砕いて、唾液で溶かして飲み込むタイプの製剤で、水なしで飲むことができます。もちろん、噛み砕いた後、水で飲んでも問題ありません。
錠剤をそのまま飲むのが苦手なお子さんにも飲ませやすいですね。ただし、逆に噛み砕かないと溶けるまでに時間がかかったり、溶けなかったりする場合もありますので、噛み砕いて飲むようにしましょう。
バファリンルナJ
ライオン株式会社から発売されているバファリンルナJは、1錠にアセトアミノフェンを100mg含有していて、7歳以上で服用可能な製剤です。第2類医薬品に分類されています。
こちらもチュアブル錠になっていて、錠剤を噛み砕いて、水なしでも唾液で溶かして飲み込むことができます。味も苦味のないフルーツ味になっています。
タイレノールA
ジョンソン・エンド・ジョンソンが販売元のタイレノールAは、1錠中にアセトアミノフェン300mgを含有する錠剤で、15歳以上で服用可能です。第2類医薬品に分類されます。
1錠中に含まれるアセトアミノフェンの量は、カロナール300と同一になります。
ラックル錠
日本臓器製薬から販売されているラックル錠は、1錠中にアセトアミノフェン300mgを含有する錠剤で、15歳以上で服用可能です。
ラックル錠も1錠中に含まれるアセトアミノフェンの量は、カロナール300と同一です。第2類医薬品に分類されます。ミント味になっています。
ラックル錠は、服用後すばやく効果を出すために、水に溶けやすい速溶錠になっていますので、錠剤を噛み砕いたり、口の中で溶かしてから、水と一緒に飲みましょう。
まとめ
カロナールと同じ効能で同一成分のアセトアミノフェン単剤の市販薬をご紹介しました。
有効成分は、アセトアミノフェンのみで、眠くなる成分は含まれていませんので、薬の作用によって眠くなることはありません。さらに、胃にもやさしいです。
しかし、小さなお子さんの場合には、医師の診察を受けて、症状に合った用量で処方してもらうことをおすすめします。