
RSウイルスは、冬に流行するウイルスの中でも、子供に感染しやすいものになります。特に乳幼児に多く見られ、放っておくと喘息になることもあります。ここでは、RSウイルスで喘息になる確率と予防法について解説していきます。
喘息になる確率
RSウイルスに感染すると、必ず喘息になるという訳ではありません。しかし、喘息や気管支炎、喘鳴といった病気を誘発しやすいことは確かです。
詳しい数字については、米胸部疾患学会の研究結果に「RSウイルス感染した歳未満の乳児が、7歳までに喘息を発症する確率は30%」というものがあります。
そして、同じ研究の中で「RSウイルスに感染しなかった乳児が、7歳までに喘息を発症する確率は3%」という報告もあります。
つまり、RSウイルスに感染・発症した子供の方が、喘息を発症しやすいということになります。
予防法一覧
RSウイルス感染後に喘息にならないためには、RSウイルスにかからないようにするのが一番ですが、感染を完全に防ぐのは難しいものです。
ですので、もし、感染してしまっても重症化しないようにすることが重要になってきます。
ここでは、RSウイルスの予防法に加えて、重症化を防ぐ方法について見ていきます。(乳幼児に多く見られるので、乳幼児の予防法が中心になります。)
シナジス注射
シナジスとは、あまり耳慣れない薬名ですが、早産児や未熟児に抵抗力をつけるために投与される薬のことです。シナジスの投与により、RSウイルスに感染しても重症化するのを防ぐことができます。
ただ、このシナジスという薬は、効果が1ヶ月ほどしか持続せず、価格も保険適用前で1回8万円と高額なものになります。
また、保険適用の場合、母胎にいた期間が28週未満や生後1年未満などの条件があるので、よく確認する必要があります。
うつさないようにする
RSウイルスは子供だけでなく、大人にも感染する病気です。また、大人の場合、感染しても症状が軽いことが多く、風邪と誤認してしまうこともあります。
ですので、少しでも「怪しいな」と思ったら、マスクを着用し、乳幼児にうつさないようにしてあげてください。
アルコールで消毒する
RSウイルスの特徴にアルコール弱いというものがあります。ですので、普段から子供が触れるようなものをアルコール消毒しておくようにしてください。
まとめ
RSウイルスには、未だ特効薬がありません。ですので、喘息をはじめとする他の病気にかからないためにも、しっかりと予防するように心がけましょう。