のどの痛みや違和感が長く続くと気持ちが落ち込んで、誰でも早くスッキリしたいと思います。病院へ行く程ではないけれどどうしても気になってしまう、というときは薬局やドラックストアなどで売っている市販薬が役に立つことがあります。今回は慢性咽頭炎に効く市販薬を紹介します。
慢性咽頭炎の兆候
慢性咽頭炎は扁桃腺の周辺で起こる炎症です。慢性的に咽頭の粘膜を刺激することで発症します。その原因には飲酒、喫煙、大気汚染、乾燥、ハウスダストなどの外からの刺激や風邪が長引いた後や寝不足、ストレスや疲れなど免疫力低下によるもの、副鼻腔炎や自律神経失調症、糖尿病などの病気によるものなどの様々です。
その兆候としてほとんどの人が感じるのが、のどの違和感です。他にも軽い風邪のような症状や飲み込むときの異物感、咳払いや痰の切れの悪さなどを感じる人がいますが、圧倒的に多い症状はのどがおかしいという違和感になります。
慢性咽頭炎のおすすめの市販薬一覧
慢性といわれる咽頭炎におすすめなのは副作用の少ない漢方薬になります。漢方薬は速効性は少ないのですが、長めに飲むことでジワジワと効いてくるのでこのような慢性的な症状に効果があります。
桔梗湯
扁桃炎、咽頭炎などののどの痛みや炎症があるときに効果があります。甘草が炎症を抑えて桔梗が痰の切れをよくします。声の使いすぎでのどを痛めたときにも効果があります。
銀翹散
葛根湯
のどの痛みに効きます。配合されている芍薬や葛根に鎮痛作用があります。初期の風邪や扁桃炎にも効果があります。
半夏厚朴湯
不安神経症やのどのつまり、違和感などの症状があるときに効きます。吐き気や慢性咽頭炎などに用いられます。14の効果がある漢方薬です。
また、半夏厚朴湯については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。
麦門冬湯
のどから気管に潤いを与えてくれる漢方薬です。のどが乾いて痛みが出たり切れにくい痰や咳に効果があります。のどの乾燥、イガイガ感を抑えてくれます。
龍角散ダイレクト
スティックタイプはのどの荒れ不快感を和らげてくれる効果があります。水なしで服用できる顆粒タイプなので生薬成分が患部に直接作用します。
3才から服用できます。トローチマンゴーは5才から使うことができます。美味しいマンゴー味なので使いやすくなっています。
アストリンゴゾール
のどや口の中が痛いときに薄めて使ううがい薬です。炎症や痛みを和らげて口の中を爽やかにします。
まとめ
のどの調子がおかしいようなら市販薬を使うのも良いですが、だんだんひどくなったり、治らないようなら耳鼻咽喉科で一度診察を受けてみましょう。
思わぬ病気が隠れていることもあるので自己判断をするのはおすすめしません。市販薬は補助的に使うのが良いでしょう。