いつの間にか皮膚にぽつぽつとしたできものができて、すぐに良くなるだろうと思ってほっといたら痛みだしたり、範囲が広がったり前より酷くなった?
それでインターネットで検索したら「帯状疱疹」って病気があてはまるみたいだけど、何?帯状疱疹って…。病院に直ちにかかるべき?放っておいたら治らないの?と心配になられたことだと思います。
ここでは、帯状疱疹は自然治癒するかや治療方法、治療期間について解説していきたいと思います。
自然治癒は可能か?
結論から言うと、帯状疱疹の自然治癒は可能です。帯状疱疹というのはヒトヘルペスウイルス3と呼ばれるウイルスによって引き起こされるものでして、これは水疱瘡を引き起こすのと同じウイルスです。
体調などによって抵抗力が低下したときに引き起こされるので免疫を向上させることで自然治癒に向かわせることが可能になります。ただし、帯状疱疹の後遺症として神経痛というものが残る可能性は否定できません。
自分でできる治療方法
先にも述べましたが、帯状疱疹は体の抵抗力が低下した状態でウイルスが悪さをした状態です。
病院に行かずに自分自身で治すという方法を選択される場合はストレスや疲れを溜めない、十分な休息をとる、バランスを意識した食生活を心がける必要があります。
ただし、年齢も高齢になってくると加齢に伴い免疫が低下したり、持病や服薬状況によって自然治癒が難しいケースもあるため注意が必要です。
治療にかかる期間
帯状疱疹になってから治るまでの期間は通常3週間程度と言われています。皮膚の症状もはじめはなんともなかった皮膚がチクチク、ピリピリした神経由来の痛みを感じるようになり、その部位に多数の帯状の発疹が出現します。
それが治癒する過程でかさぶたに変わり赤みを帯びていたものが次第に消退していきます。あくまでこれは皮膚症状に関しての治癒までの期間です。
帯状疱疹神経痛と呼ばれる後遺症を併発した場合には自然に治ることは望めず、この神経痛はしっかり治療しても数か月から1年程度は後遺症に悩まされたりします。
まとめ
いかがでしたか?帯状疱疹は自然治癒も見込めることがわかっていただけたでしょうか?
自然治癒は確かに期待できますが、後遺症である帯状疱疹神経痛は症状の程度こそ個人差はありますが日常生活に支障をきたしてしまう人もいらっしゃいます。
あまり自然治癒にこだわらず早めに皮膚科を受診して早期診断・早期治療を受けられることがもっとも確実な治療方法だと私は思います。