
「パニック障害」をご存じでしょうか。最近では、芸能人でも患った経験を明かすなどして知られるようになってきました。しかし、まだその症状や原因、対処法については十分理解されていません。
いつかあなたの周りで、または、あなた自身がなるかもしれない病なのです。そんな時のために、今回は、パニック障害の症状と対処法、特に過呼吸に焦点を当ててまとめていきたいと思います。
原因は?
パニック障害の原因に関しては、まだ完全には解明されていません。有力な説として、脳内伝達物質の機能異常が挙げられます。脳にあるセロトニンとノルアドレナリンという神経伝達物質が、正常に働かなくなってしまうことが原因で、パニック障害が起きるのではないかと言われています。
パニック障害の主な症状は、冷や汗やふるえ、動悸、吐き気、めまい、そして、過呼吸が何の前触れもなく起きるなどです。起こる状況としては、満員電車や職場など緊張やストレスを感じる場所がある一方で、家でなどそうした状況でなくても突然起こることもあります。
パニック障害の症状の1つに過呼吸があります。一見すると症状が似ているため、過呼吸症と間違えやすいのですが、過呼吸が緊張や不安で激しい呼吸を繰り返すことによる血液中の酸素不足で起こるのに対して、パニック障害は神経伝達物質の機能異常という説が有力ですので、原因が異なります。
対処法は?
それでは、突然パニック障害に陥ってしまった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。まず、理解すべきは「パニック障害で命を落とすことはない」ということです。発作が起きたときは不安で仕方がなく、このまま治らないのではないか、いつまで続くのかなどの思いが頭をよぎるかもしれません。
しかし、発作が起きても冷静にパニック障害の発作自体が原因で命を落とす人はいないと思い返し、症状が治まるのをゆっくりと待ちましょう。まわりにいる人も理解し、楽な姿勢をとらせてあげる、なだめる、側にいてあげるなどして安心させてあげましょう。
しかし、症状の1つとして過呼吸が現れている場合は注意が必要です。過呼吸になると呼吸が乱れ、胸も苦しく、ますますパニック症状が強くなりがちですが、まずは、呼吸を整えることを最優先しましょう。苦しいと感じても、息を吸う・吐くの割合を1対2にし、吐く方に意識を傾けましょう。
以前は、過呼吸時にビニール袋などを使ってひたすら空気を吸う方法がとられていましたが、これは窒息の危険性があるため、現在では推奨されていません。
まとめ
パニック障害になった際に、もし過呼吸の症状が見られたら落ち着いて息をゆっくり吸う、吐くを試てみてください。
そして、普段からできることは気持ちを落ち着けることや、リラックスする方法を用意し、ストレスをためないことが大切です。