片側の頭がズキズキと痛む偏頭痛。急に起こるとなんとか家にある市販薬で治したいと思うところです。
そんな偏頭痛は効果のある市販薬にはどのようなものがあるのか?今回は偏頭痛におすすめの市販薬について、調べてみました。
目次
偏頭痛とは
偏頭痛は脳のセンサーが敏感になって、下を向いたり階段を上るなどの日常動作や、気圧やにおいなどのちょっとした刺激で片側の頭が脈打つように痛む病気です。
主にこめかみから目のあたりが発作的に痛みます。痛みは4時間から3日ほど続くこともあります。片側に限らず両側に出ることもあります。
偏頭痛は慢性頭痛の一つ
偏頭痛は慢性頭痛とよばれるものの中のひとつになります。慢性頭痛は、偏頭痛と緊張型頭痛、群発性頭痛の3つがあります。
緊張型頭痛は、肩や首の凝りが原因で頭が締め付けられるように痛み、その痛みがダラダラと続くものになります。群発頭痛は季節の変わり目など1年に1、2回の周期で起こり、片側の目がえぐられるような強烈な痛みが出ます。一度発作が始まると、1〜2ヶ月の間、毎日のように痛むのが特徴になります。
慢性頭痛をそのままにしておくとどうなるか
慢性頭痛を長年放置したままにしておくと、脳が興奮しやすくなり、ちょっとした刺激でも頭痛が起きるようになってしまいます。これを脳過敏症候群といいます。
頭痛以外にも耳鳴り、めまい、抑うつ感、不眠、イライラ等の症状が出ることがあります。
偏頭痛が起きたら市販薬を服用することについて
頭痛が起きたときに、市販の鎮痛剤を飲む事は間違ってはいません。頭痛が起こると、少しでも早く痛みを取り除いて楽になりたいと誰でも思います。薬を飲まずに痛みを我慢するメリットは何もないために、用法容量を守って市販薬を服用することは適切な対処法になります。
しかし市販の鎮痛剤では、脳の興奮を抑えることはできません。そのまま病院を受診せずに放置しておくと、脳過敏性症候群になりやすくなります。また鎮痛剤を飲みすぎることで薬物乱用頭痛を招いてしまうこともあります。鎮痛剤は正しく使うことが大切です。
偏頭痛に効果がみられる市販薬
①ロキソニン
市販薬では最も強い、抗炎症作用と鎮痛解熱作用があります。即効性があるが、持続性はありません。胃への負担は少なくなっています。
②イブクイック頭痛薬
イブプロフェン系の薬です。即効性は無いが持続性があります。副作用は少なめになります。
③バファリンプレミアム
アスピリン系の頭痛薬です。即効性と持続性に優れていますが、副作用が強く出ることがあります。
④ノーシン
アセトアミノフェン系のお薬です。効果は弱めですが、即効性はあります。安全性の高い薬で子ども用もあります。胃にやさしい薬です。
まとめ
市販薬を使用しても、必ず一度は病院を受診して先生と相談してみるようにしましょう。
また市販薬を飲んでも良くならなかったり、ひどくなるような時は迷わず早めに頭痛外来や脳神経外科などに行きましょう。