頭痛は誰でも一度は経験したことがある身近な病気です。しかしそれが慢性的に続くと、本当に気が滅入ってしまいます。
頭が痛い、そんなときは何科に行けばよいのでしょうか?
今回は、偏頭痛は何科を受診するべきか、またその治療法について調べていきたいと思います。
目次
頭痛のタイプ
頭痛は日常生活の中で慢性的に起こる、偏頭痛や緊張型頭痛、群発頭痛などの慢性頭痛と呼ばれるものと、くも膜下出血や脳腫瘍など、命に関わる危険な病気の一症状として現れる頭痛の2つのタイプに分かれます。
偏頭痛を含む、慢性頭痛を詳しく見てみました。
1.群発頭痛
片側の目の奥が、えぐられるような激烈な痛みが、季節の変わり目など1年に1、2回の割合で起こります。一度発作の起きると約1〜2ヶ月の間、毎日のように痛むのが特徴です。20代から30代の働き盛りの男性に多く見られます。
2.緊張型頭痛
頭の全体が締め付けられるように痛みます。痛みがダラダラと続き、長い時は1週間ほど続くこともあります。肩や首のコリを伴うことが多い他にも、めまいや目の疲れなどが現れることもあります。同じ姿勢を長時間続けたり、デスクワークなどの人に多く見られます。
3.偏頭痛
主にこめかみから目のあたりが発作的に痛み、頭痛の発作は4時間から数日続きます。片側に現れることが多いのですが、両側が痛むこともあります。
痛みが起きると、光や音、ニオイに敏感になるのが特徴です。女性ホルモンと関連性があると言われているため、女性に起こりやすくなります。
頭痛は何科に行けばいいのか?
1.重大な病気の可能性があるとき
頭痛と伴に発熱や頭の後ろから首にかけて硬くなる、吐き気や嘔吐があり日増しに悪化してくる、激しい頭痛で起きていられない、しびれやろれつがまわらない、手足が動かないなどの症状がある場合は、急いで脳神経外科を受診してください。
くも膜下出血や髄膜炎、脳腫瘍などの重大な病気の可能性があります。痛みが強くなったり意識がなくなるのようなら、躊躇せずに救急車を呼んでください。
2.慢性的な頭痛のとき
頭痛が長期にわたって起こるようなら、偏頭痛などの慢性頭痛の可能性があります。
頭痛外来がある病院を受診することをおすすめしますが、近くにない場合は脳神経外科がよいでしょう。
3.その他の場合
頭痛と伴に鼻が出たりつまりがある、鼻が喉の方にまわる、目の奥や頬に痛みがあるようなら副鼻腔炎の可能性があります。その他にも、身体のフシブシが痛んだり高熱が出るようなときは、インフルエンザなどの風邪の場合もあります。
耳鼻科や内科を受診してみてください。
偏頭痛の治療法
偏頭痛の治療方法は大きく分けて二つあります。どちらもお薬を使うことが基本となっています。頭痛が起きたそのときに薬を飲む方法と、頭痛がなくても毎日薬を飲む、予防的な方法になります。どちらの治療法も、頭痛のタイプや重症度によって専門医が判断して決めます。
頭痛が長引く場合は、早めに頭痛外来や脳神経外科などの専門医を受診してください。自己判断で薬を飲むことは良くありません。専門医の指導のもとで、頭痛の正しい治療をしてもらいましょう。