偏頭痛は片側の頭がズキズキと脈打つように痛む病気です。偏頭痛が起きると周りの人になかなか気づかれないため、つい我慢しがちになってしまいます。
辛い偏頭痛を予防するために、自分でできる生活上での予防方法はあるのでしょうか?今回は偏頭痛と食べ物について調べてみました。
目次
偏頭痛の症状
偏頭痛は片側の頭が主に痛くなりますが、両側が痛むこともあります。
痛みものタイプもさまざまで、こめかみから目のあたりが発作的に痛みます。痛みの発作は長いと3日間くらい続きます。下を向いたり、階段を昇るなどの日常と動作で頭痛が悪化したり、ひどい吐き気が現れて寝込んでしまうこともあります。痛みと同時に光や音、臭いなどに過敏になることもあります。
偏頭痛が起きる原因
偏頭痛のような慢性頭痛の原因のひとつに、脳が敏感であることがあげられています。
脳内物質のセロトニンの分泌が増えたり減ったりすることで、脳の血管が収縮したり拡張し、血管の周囲にある三叉神経が刺激を受けて痛みが起こります。その他にも、脳の興奮で起こることもあるとされています。
原因として、一般的にはストレスがではないかといわれていますが、偏頭痛はむしろ会社が休みの週末や休日などほっと一息ついたときに起こりやすいのが特徴です。
環境や天候、気温や気圧の変化によって起きたり、女性の場合には、月経前後や排卵日前後に起こることもあります。また、食べ物でも頭痛を誘発することがあります。頭痛が起こりやすい時期にはなるべく控えるようにしましょう。
偏頭痛予防におすすめの食べ物
頭痛予防のために積極的に取りたいのがビタミンB2、マグネシウム、カルシウムがあります。これらの栄養素は、脳の血管を安定させたり、脳の興奮を和らげたりする作用があります。
1.ビタミンB2を多く含む食品
卵、牛乳、納豆、レバー、ウナギ
2.マグネシウムを多く含む食品
ごま、大豆、ひじきなどの海藻類と玄米やアーモンド、魚介類など
3.カルシウムを多く食品
牛乳などの乳製品、小魚など
頭痛を誘発する食べ物
頭痛を誘発してしまう食べ物もあるので、そちらもご紹介します。
1.ポリフェノールを多く含む食べ物
ポリフェノールが体に良いとして知られていますが、偏頭痛持ちの人にとっては控えたい成分の1つです。
ポリフェノールは血管拡張作用があるために、それが偏頭痛を誘発し、症状を悪化させたりすることもあるからになります。
ポリフェノール多く含む赤ワインやチョコレート、オリーブ油などの食品は控えた方が良いでしょう。
2.チラミンを多く含む食べ物
チラミンを多く含む柑橘類やチーズなどの食品は控えたほうが良いです。
3.グルタミン酸を多く含む食べ物
ファストフードなどの人工的な味付けをした食べ物には、血管拡張作用があるグルタミン酸が入っています。
グルタミン酸を多く含むファストフードなどは控えたほうが良いです。
4.亜硝酸ナトリウムを多く含む食べ物
ハムやサラミ、ソーセージなどの加工食品は亜硝酸ナトリウムを多く含むので控えたほうが良いです。
以上の食品は食べてはいけないわけではありませんが、頭痛が起こりやすい季節の変わり目や気圧が変化するような時期には控えた方が良いでしょう。
また誘発する食べ物を複数食べることも避けた方が良いことになります。
まとめ
偏頭痛を自分で予防することはなかなか難しいのですが、普段から食生活に気をつけて偏頭痛を誘発していない食べ物を多めにとるように心がけることはできます。
偏頭痛を習慣化させないためにも、頭が痛いときは我慢しないで病院を受診することが大切です。