
インフルエンザウイルスは、風邪ウイルスとは違い、空気中でも長時間生存し続けられるのが特徴です。このため、空気を吸い込んだだけでも感染してしまう可能性が高く、飛沫感染の割合も多いとされています。
また、風邪ウイルスもインフルエンザウイルスも、低湿・低温の環境を好みます。このため、冬場に大流行することが多いのですが、突然変異した新型ウイルスの場合は、高温・多湿を好むケースもあると言われています。ここでは、そんなインフルエンザの感染力をご紹介していきます。
風邪とインフルエンザの違いは?
まず、風邪とインフルエンザの違いを見ていきましょう。普通の風邪は、「普通感冒」と呼ばれ、熱は37~38℃程度で、症状はくしゃみや鼻水、のどの痛み、せき、たんなどが中心です。
こうした症状は、侵入した風邪のウイルスによって主に上気道に炎症が起こったために現れます。ちなみに、代表的なウイルスとしては、鼻風邪の<ライノウイルス>、のどの痛みの<アデノウイルス>などがあります。
一方、インフルエンザは、38~39℃以上の高熱が出て、全身のだるさや頭痛、筋肉痛、関節痛などの激しい全身症状を伴うのが特徴的です。体力が弱っている人やお年寄り、子どもの場合、肺炎などを併発して重症になることもあるのでとくに注意が必要です。
インフルエンザもウイルスによる感染で起こり、「風邪症候群」の中に含まれますが、普通の風邪とは別ものとして区別されています。
感染力は?
インフルエンザウイルスは、その性質により、A型・B型・C型の3タイプに分けられますが、大規模な流行を起こすのは、感染力の強いA型とB型、とくにA型ではソ連型と香港型が有名です。
インフルエンザの家庭や外出時などにできる予防法としては、室内の湿度を50~60%程度に保つとともに、室温も20℃以上と暖かくしておくことをはじめ、外出時のマスク、帰宅後のうがい・手洗いなどがあります。
マスクは、体内へのウイルスの侵入を防ぐとともに、のどの乾燥を防ぎ、うるおいを与えて抵抗力を維持する役割もあわせもっています。同様に、うがいにも、のどや口内のウイルスを除去するほかに、粘膜をうるおわすことにも有効です。
まとめ
インフルエンザはくしゃみなどによる飛沫で感染することが多いですが、この飛沫の大きさがおよそ3μm。高機能マスクのほとんどが、この飛沫を99%カットする性能をもっています。
さらに、近年主流の立体マスクでは、会話がしやすい、口紅汚れがつかないなど使い勝手が良いほか、口元にできた空間が湿度を保ち、のどにうるおいを与えるのに役立つと言われています。インフルエンザ対策にはこういった高機能マスクが有効であることを覚えておきましょう。
また、インフルエンザの感染については、こちらの記事でも詳しく紹介しています。