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インフルエンザ脳症に関する情報まとめ

更新日:2016年2月3日

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インフルエンザ脳症というのをご存知ですか?インフルエンザは重症化すると全身の合併症を起こします。特に気を付けたいのがインフルエンザ脳症です。なぜか日本に多く見られる傾向があります。ここでは、脳症についての情報をご紹介いたします。

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目次

  • 1 インフルエンザ脳症について
  • 2 症状について
    • 2.1 痙攣 (けいれん)
    • 2.2 意識障害
    • 2.3 異常行動
  • 3 治療法について
  • 4 後遺症について
  • 5 予防について
  • 6 脳症と薬の関係について
  • 7 まとめ

インフルエンザ脳症について

インフルエンザ脳症とは、インフルエンザウイルスによって免疫機能が過剰に働いてしまい、それが要因となって脳細胞を破壊してしまうという病気です。

インフルエンザ脳症を発症しやすい人には、免疫機能が未熟な幼児や免疫力が衰えてきたご高齢の方などに多いです。

日本や韓国などの東アジア地域や東南アジアに多く見られるもので、脳症を患うのには人種的な要因が関係しているのではないかと言われています。しかし、詳しいプロセスは、未だ解明されていないというのが現状です。

特徴として流行規模が大きくA香港型が流行した時に、6歳以下の子供に発症することが多く、死亡率30%、後遺症は25%に見られるなど重篤な病気です。

この香港A型のインフルエンザが脳症を引き起こすのではないかと考えられていますが、詳しいメカニズムについても分かっていません。

 

症状について

急激に発症するのが特徴です。発熱してから数時間~1日以内に神経症状が現れます。

痙攣 (けいれん)

6~8割に出現します。全身がガタガタと震え硬直したような状態が1分ほど続きます。持続時間は一定ではなく、短時間で治まるようでれば熱性痙攣の可能性も高いのです。

ですが、痙攣が10分~15分以上続き、短時間であっても何回も繰り返すような場合は、熱性痙攣なのか、脳症からの痙攣なのか判断がつかないので医療機関に連絡してください。

 

意識障害

意識が朦朧とした状態で、呼んでも反応しない、少しくらいの痛みにも反応しないような状態をさします。「寝ぼけ」との区別が必要になりますが、症状が進むようであれば要注意なので医療機関に速やかに連絡しましょう。

 

異常行動

インフルエンザ脳症における前駆症状として報告されているのが、人を認識できない、食べ物の区別がつかない、幻視や幻覚をみる、おびえや恐怖からパニックをおこす、急に怒る、泣く、大声で笑いだすなどです。

脳症の場合は持続状態が長いのですが、時間基準としてどれくらいが長いといえるか不明な為、この様な症状が現れたら速やかに医療機関へ連絡しましょう。

 

治療法について

インフルエンザ脳症になった場合、「ウイルスを消滅させる処置」と「免疫機能の働きを抑える治療」が同時に行われます。インフルエンザウイルスの増殖力は非常に強力なもので、発症から48-72時間でピークを迎えます。

ですので、インフルエンザ脳症のような重篤な合併症にかかったとき、早期対応をはかる必要があります。

抗ウイルス薬を投与し、免疫異常を抑える治療を行いますが、それでも、3割の患者が命を落としてしまいます。また、症状が回復しても、3割近くの人に後遺症が残ってしまいます。

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後遺症について

子供の場合、約半数が亡くなるか後遺症がのこり、軽い症状から寝たきりになるほど様々です。後遺症としては、知能低下、運動麻痺、てんかん、飲み込めないなどの症状がでます。

特に「てんかん」には注意が必要です。何かおかしいと感じたら速やかに医師に相談しましょう。てんかんは早期に治療することが重要です。

 

予防について

確実に効果のある予防方法は今のところ存在していません。有効な手段として考えられているのは、「ワクチンを接種する」という方法ですが、ワクチンを接種していても脳症になるときはかかります。

しかし、免疫のできかたには個人差があるので無効とは言えないことも事実です。毎年接種を続けることにより免疫は高まります。

誤解されがちなので解説しておくと、ワクチンはインフルエンザの重症化を抑える効果があるだけで、インフルエンザそのものに感染しなくなるわけではありません。

また、インフルエンザの予防接種は、定期的に行うことで免疫力が高まるという特徴があります。生後6ヶ月から受けることが可能ですので、早いうちから受けることを勧める医師もいます。

特に脳症の発症が1~5歳頃に多いことを見ると、生後6ヶ月位からの接種が良いと思われます。また、抗インフルエンザ薬によりウイルスの増殖を抑えることで合併症である脳症を防ぐことができる可能性があります。

いずれにしても、かかりつけの医師とよく相談して受けるかを決めるのが良いでしょう。

 

脳症と薬の関係について

間違って知られている情報に「インフルエンザの予防接種を受けるとインフルエンザ脳症を発症する」というものがあります。実際のところ、これは逆で予防接種を受けない方が脳症を発症しやすいのです。

単純に考えれば分かることですが、予防接種を受けていれば、インフルエンザの症状は重症化しにくいですし、重症化しないことで脳症の発生する確率も低くなります。

予防接種用のワクチンに問題はないのですが、ある種の解熱剤がインフルエンザ脳症を引き起こすことがあるようです。

具体的には、15歳未満の子供に対して、サリチル酸系製剤、ジクロフェナクナトリウムを含む製剤、メフェナム酸製剤という3種類の解熱剤の処方が禁止されています。

 

 

まとめ

毎年、猛威を振るうインフルエンザですが、予防接種を受けていないことで、重症化や合併症を引き起こすリスクが上がります。また、定期的に受けることで、それだけインフルエンザウイルスに対する免疫もついてきます。

ですので、インフルエンザ脳症のような重篤な合併症を起こさないためにも、ぜひ、インフルエンザの予防接種を受けるようにしてください。

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カテゴリー:インフルエンザ

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