寒い冬から春へ…。暖かくなるのは嬉しいけれど、憂鬱になってしまう方もいらっしゃいます。なぜか?それは「花粉症」。ここでは、花粉症の予防と対策に関する情報をご紹介いたします。
目次
対策一覧
外出時の対策
外出時の対策方法として、保護めがねやマスクの着用などがあります。これは体に花粉を触れさせないようにする、体内に花粉を侵入させないようにするということから有効な方法です。
一度使用したマスクは、必ず捨てて新しいものに変えるようにしましょう。また、コンタクトレンズを使用している人は、メガネを着用すると花粉症の症状が軽くなることがあります。
コンタクトレンズを着用していると、花粉を涙で洗い流すことが難しく、かえって症状を悪化させることがあります。それを防ぐためにもコンタクトレンズからメガネの着用に変えると効果的です。
帰宅後の対策
外から帰ってきたら、手洗いやうがいなどを行なって、体に付着している花粉を落とすようにしましょう。帰宅してすぐに服を着替えたり、シャワーを浴びるなどをすると、さらに効果的です。
花粉症の症状を軽くするには、原因となっている花粉に触れないようにすることが一番の方法ですから、このような方法もかなり有効な方法です。
また、室内に空気清浄機などを設置して、外から持ち込んだ花粉を除去するのも良いでしょう。
室内での対策
室内に入り込んだ花粉を除去する方法として、換気を行なう方法もあります。換気を行なうとかえって花粉が侵入するのでは、と心配になる人もいるかもしれません。
しかし時間帯に注意して換気を行なうと、花粉を効率よく除去することができます。植物の活動は、太陽光の強さに比例しますので、太陽光が弱い時を見計らって換気を行なうと、花粉侵入リスクを軽減することができます。
免疫力を高めるのも効果的!
花粉症の症状が出る季節になる前に食事に免疫機能を高める成分が含まれたものを摂取する習慣を取り入れることも有効な方法です。
現在、注目されているのは、ヨーグルトを朝食後に食べるようにすることです。
腸まで生きて届く乳酸菌が含まれているヨーグルトを食べ続けることで、免疫細胞のバランスを整え、花粉症の症状を緩和させることができます。
乳酸菌をより効果的に働かせるには、食物繊維などもしっかりと摂るようにするのがお勧めです。食物繊維は、善玉菌や乳酸菌の活動源ですので、効果アップに期待できます。
予防法一覧
花粉症の治療は基本 薬物療法となります。シーズン前から医療機関に行き、流行する1-2週間前から自分にあった薬を服用することで症状を軽減させてくれる方法もあります。ここでは、予防法として用いられる薬を紹介しています。
抗アレルギー薬
刺激物質であるロイコトリエンやヒスタミンなどを遮断する薬です。くしゃみや鼻水、鼻詰まり、目の痒みに効果があり、点鼻薬や点眼薬以外に飲み薬もあります。
おだやかに作用していくので飲みはじめてから約2週間で薬の効果があらわれます。
抗ヒスタミン剤
ヒスタミンの刺激を抑える薬です。即効性はありますが、効果時間は短時間です。くしゃみ、鼻水、痒みには効果はありますが、鼻詰まりにはあまり効果はありません。
副作用として眠くなることがありますが、最近では副作用を軽減した薬の開発も進んでいます。危険作業や運転を仕事とされている方は医師と相談して処方を受けることをおすすめいたします。
抗ロイコトリエン薬
ロイコトリエンという物質は鼻の粘膜に炎症を起こします。抗ロイコトリエンは炎症を防ぐ効果があるので鼻水、鼻詰まりに効果があります。効果があらわれるのは1週間ほどです。
最後に
今回は、花粉症の予防・対策について解説してきました。自分はどのような花粉に反応するのか、アレルギーを起こすのか医療機関にて検査を受けはやめに対応と予防をしましょう。