
目が充血したり痛みがあって眼科に行くと、結膜炎と診断されることがあります。結膜炎の原因はその種類によって違います。今回は結膜炎の原因、症状、治療法について調べてみました。
目次
結膜炎とは
結膜炎にはうつらないものから、非常に感染力が強いものまで様々な種類があります。結膜炎とは、白目とまぶたの裏側を覆っている半透明な膜が赤く充血して炎症を起こす疾患です。その種類別に原因、症状、治療法をみてみます。
細菌性結膜炎
原因
黄色ブドウ球菌などに感染して起こります。黄色ブドウ球菌は、普段私たちの喉や鼻の中、皮膚に存在しています。
風邪をひいたり、ストレスや寝不足がたまって体の免疫力が低下すると感染することがあります。人から人にうつることはほとんどありません。
症状
粘りのある目やにが多く見られて、白目の部分が充血します。
治療法
抗生物質の点眼薬をさして治療します。
流行性結膜炎
原因
アデノウイルス8型に感染して起こります。感染力が非常に強い結膜炎です。感染すると1週間から2週間で症状が現れます。
症状
目の充血や目やに、まぶたの腫れや涙が出るなどの症状が現れます。
治療法
ウイルス性の疾患なので有効な治療法はありません。しかし他の感染を起こさないように、抗菌薬の点眼と結膜の炎症を軽くする点眼薬が処方されます。
咽頭結膜炎
原因
プール熱とも呼ばれています。アデノウイルス3型の感染で起こります。子ども達の間で感染することが多いので、学校や保育園では注意が必要です。
症状
感染してから5-6日で発症します。充血や目やになどの目の症状の他にも、40°C前後の高熱や咽頭の発赤などの全身症状も現れます。
治療法
アデノウイルスに対する特効薬はありません。安静や充分な睡眠をとって体を休めることが大切です。結膜炎の症状には抗生物質や、ステロイドの点眼薬が処方されることもあります。
急性出血性結膜炎
原因
エンテロウイルスの感染によって起こります。感染力が強い結膜炎です。
症状
感染してから約1日で症状が現れます。白目に強い充血が出るのが特徴です。その他にも、目のゴロゴロ感や涙がたくさん出るなどの症状が出てきます。
治療法
これもウイルス性の疾患なので、有効な特効薬はありません。しかし細菌感染を起こさないために、抗生物質や抗菌剤の点眼薬が処方されます。治るまでは1週間から3週間かかります。
アレルギー性結膜炎
原因
花粉やダニ、ハウスダスト、ネコや犬のフケなどの「アレルゲン(アレルギー症状を引き起こす原因物質)」によって起こります。
症状
とにかく目のかゆみが強く現れます。目がショボショボしたり、目やにが増えたりします。ひどくなると目が真っ赤に腫れて、白目がブヨブヨになることもあります。
治療法
抗アレルギーの点眼薬を使用します。ひどいときには、ステロイドの点眼薬を処方されることもあります。
抗アレルギー剤や抗ヒスタミンの飲み薬を飲むことで症状が落ち着いてくることもあります。外出するときは、メガネをかけるなどの対策を心がけることも大切です。
まとめ
ひとくちに結膜炎と言っても様々な種類があります。目の違和感を感じたら、早めに眼科で診てもらいましょう。