
誰でも1度はかかると言われている水疱瘡。子供の病気のイメージが強いですが、大人でも感染するケースが増えてきています。ここでは、水疱瘡の症状を大人と子供に分けて紹介していきたいと思います。
大人の症状
子供の頃に水疱瘡を未経験の成人は10%いるとも言われています。成人以後の発症は20-25歳前後に多いとされていますが、まれに50代になって発症する場合もあります。
体の怠さやニキビなど、とても水疱瘡にかかったとは思えない初期症状があらわれます。その後で、発熱と水ぶくれの症状が見られます。
子どもの感染に比べて熱が高く、水ぶくれはかゆみより痛みを伴う場合の方が多いのが特徴です。
また、肺炎や肝炎などを合併して重症化する場合が多いので要注意です。妊娠中の女性が発症した場合は、お腹の胎児にも感染し、失明に至ることもあります。
水疱瘡に一度かかった人は、その後も体内にウイルスが持続的に潜伏しています。このウイルスが、体調が乱れたときに、再び活動し始めるのが帯状疱疹です。
過労やストレスの多い10-20代、体の抵抗力が低下したお年寄りによくみられる症状で、体の片側にだけ帯状に強い痛みをともなった赤い発疹が見られるのが特長です。
帯状疱疹は神経に沿って起こるもので、 合併症としては頭痛や発熱が伴う事があります。
大人の水疱瘡の注意点
大人の水疱瘡は、合併症を起こすリスクが高いです。発熱や頭痛が顕著に見られる場合には、以下の症状も疑ってください。
無菌性髄膜炎
標準的な検査で細菌が検出されないときに診断される、蜘蛛膜下腔(脳と脊髄を覆う組織層の間にある空間)の炎症です。
水痘脳炎 (中枢神経症状)
発疹出現後3-8日で起こり、髄膜脳炎の症状に加えて、小脳症状の出現が特徴です。
水痘肺炎
全身に小さな水疱ができます。だんだんと症状が重くなり、高熱、呼吸困難や、血たんがでる、口腔粘膜がただれるなどの症状があらわれます。
子供の症状
発熱と同時に、胸や腹部を中心に頭皮や目、口の中の粘膜にいたるまで、全身に痒みのある赤い発疹が広がります。
最初は、発疹は2-3mmの赤く小さなブツブツが生じ、その後で、水ぶくれ、中心に膿をもった膿疱、かさぶたへと徐々に変化します。
これらの発疹が混在してみられるのが特徴で、全てかさぶたになるには1週間ほどかかります。
1-4歳の頃が一番かかりやすく、ほとんどの子どもが9歳ごろまでにかかります。感染力は、水ぶくれの状態の時が一番強く、かさぶたになるとなくなります。
最後に
今回は、水疱瘡の症状を大人と子供に分けて解説してきました。水疱瘡でお困りの方に役立てていただけると幸いです。