水疱瘡は、病院に何度も通院するわけでもなく、ひたすら自宅で安静にして過ごします。特に夏場にかかりやすい事もあり、お風呂やシャワーを浴びたいと考える方も多いはずです。果たして、水疱瘡時にお風呂やシャワーを浴びても大丈夫なのでしょうか。
水疱瘡時のお風呂
水疱瘡を発症した人には発疹ができますが、この発疹の液には飛沫空気感染させる力があり、接触するとかなりの確率でうつることになります。
ですので、なるべく接触を避ける事が大事です。お風呂に入ると家族にもうつる危険性があるので、水疱瘡を発症した人の中には入浴しない人が少なくないのが現状です。
どうしても入りたい場合は、水疱瘡で出来た発疹は熱を帯びると痒みが増すため、それを避けるためにお風呂に入る際は温度を低めにするのが効果的です。
また、熱が酷い時や発疹が増えている際は入らない方が良いとされています。水疱がかさぶたになって軽く擦ればとれるくらいになってから入るのが良いと言われています。
水疱瘡時のシャワー
熱がある時は、湯船はもちろんシャワーも避けます。夏場で汗が気になる場合、蒸しタオルで押さえるようにして汗を拭いましょう。強く擦ると水疱が化膿してしまいますので、気をつけてください。
水疱瘡で出来た発疹は丁寧に治していかなければ傷跡として残る事もあるため、刺激の強いシャンプーや石鹸は避けた方が良いでしょう。
水疱瘡後のお風呂
かさぶたを剥がさないようにゆっくりと入浴しましょう。体を洗うことは控え、湯船に浸かって体を温める程度にします。
入浴剤は刺激が強いので、使用は控えるようにしましょう。痒みが出ないよう、いつもより短時間であがってください。
かさぶたが茶色くなってきたら体を洗うことができますが、泡をたっぷり使って手で優しく洗うようにします。頭もシャンプーを泡立てて、泡で洗う感覚で優しく洗うよう心掛けましょう。
また、入浴後はタオルで肌を軽く押さえるようにして水気を取ります。擦るように拭くと、かさぶたが剥がれてしまい水疱瘡が再発したり化膿したりしてしまいますので注意してください。
水疱瘡後のシャワー
肌に刺激を与えてしまうので、シャンプーやボディーソープは使わないでください。頭を洗うときは、シャワーを頭から全身に浴びせるのではなく、頭皮だけにかけるようにしましょう。
発疹がかさぶた状態になっても、強く擦ると破れてしまい、そこから雑菌が入ってしまう可能性があります。お湯をかけるだけでも汗や汚れは十分とれます。
まとめ
今回は、水疱瘡になった時のお風呂やシャワーでの注意点を解説してきました。水疱瘡でお困りの方のお役に立ててればと思います。