
激しい耳痛や耳だれ、発熱といった症状を引き起こす中耳炎。しっかり完治させないと、何度も繰り返すこともありますので、注意が必要です。今回は、中耳炎の治療法のひとつ「鼓膜切開」の手術にかかる費用や期間についてまとめていきます。
中耳炎とは
中耳炎は、風邪を引いたときに起こすことが多い病気です。風邪を引くと、体内に浸入したウイルスや細菌を追い出すために、鼻水や痰が出ます。
耳と鼻の奥は、耳管と呼ばれる通路で繋がっているため、この耳管を通って、ウイルスや細菌が耳の中耳に入り込み、炎症を起こして膿が溜まります。この膿が増えると、鼓膜を圧迫して、激しい耳痛を引き起こします。
鼓膜切開とは
中耳炎の治療法に鼓膜切開という方法があります。その名の通り、鼓膜を切開して、「鼓膜の奥の空間(中耳)」に溜まった膿を排膿し、換気をする治療法です。
鼓膜の腫れがひどく、耳の痛みが強く、高熱、頭痛がある場合に鼓膜切開が行われることがあります。鼓膜に局所麻酔をして、メスで小さく切開します。その後、鼓膜は1週間ほどで自然に閉じます。
最近では、レーザーで鼓膜に穴を開けるレーザー治療を行っている病院もあります。レーザーで穴を開けた場合、メスを使った場合に比べ、手術に要する時間が短く済み、痛みや出血も少ないのが利点です。
また、開けた穴が塞がるのに1~3週間ほどかかり、メスで切開するよりも時間がかかります。このため、鼓膜の穴が直ぐ塞がってしまうことで、膿が排出しきれず、中耳炎を繰り返してしまう場合がある点が、レーザー治療では改善されますね。
手術にかかる費用や期間は?
気になるのは、手術の費用や手術にかかる期間ですね。
費用は?
2016年の診療報酬では、鼓膜切開にかかる費用は、保険適用後3割負担で、手術料は、2,070円です。これに、再診料216円、薬剤処方料126円で合計2,412円となります。
この他、薬代、検査が行われた場合は、検査料などが加算されます。また、初診で手術となった場合は、料金も変わってきます。加入されている保険の種類によっても変わってくる場合があります。
期間は?
鼓膜切開は、入院の必要は無く、局所麻酔から術後の処置まで20分程で終了します。小さな子どもの場合、嫌がって時間がかかる場合もあります。
まとめ
中耳炎は、ひどくなるとかなり激しい耳痛を伴います。聞こえずらいなど、耳に違和感を覚えたら、早めに耳鼻科を受診しましょう。また、小さな子どもが風邪を引いた際も中耳炎を気にかけて観察し、早期に症状に気づいてあげたいですね。