
糖尿病の一般的な治療方法は食事療法と運動療法、そして薬物療法です。いずれも医師の指導に基づき日常生活の中で行えるもので、外来通院しながらの治療が可能です。
しかし、糖尿病の初期段階は自覚症状がない事も多く一般的な治療を行っていても血糖値が高いまま経過してしまうこともあります。
このように外来治療で効果が現れない場合には、入院治療となる事があります。ここでは、そんな糖尿病の入院基準や費用、期間についてまとめていきます。
入院治療になる基準は?

糖尿病で入院する場合、「検査入院」「教育入院」「治療入院」の3つに分類されています。 それぞれ詳しく説明していきたいと思います。
検査入院
検査入院は糖尿病が疑われる、また、疑いが強いほどの高血糖の値が出た場合です。基準となる血糖値は126mg/duもしくは140mg/du以上の時です。
この数値より低くても他の検査結果に異状があると、より詳しい検査が必要とされ、検査入院をすることもあります。
教育入院
教育入院に関しては血糖値の数値の基準はなく、糖尿病患者が血糖値のコントロールのために必要な食事療法や運動療法を学ぶための入院です。
自発的に教育入院をされる方も増えていますが、糖尿病患者の中には病気や治療に対して認識不足や知識不足である方も少なくないため、医師の判断により教育入院を勧めるケースがあります。
治療入院
治療入院は、糖尿病が進行・重症化した場合や合併症を改善するための治療を目的とした入院です。
治療と共に病気に対しての認識不足、知識不足も改善される目的もありますので、「教育入院」が加わったような形になります。この場合も血糖値の数値の基準というよりは医師が総合的に判断して入院を推奨します。
入院にかかる費用や期間は?

いざ入院となると仕事や家の事情もあり、どのくらい入院し、費用がどれほどかかるかが気になるところですね。病院や病状などによって入院の費用や期間については違いがありますが、概ねどうなっているのでしょう。
検査入院の場合
糖尿病の検査入院では、一般的に2泊3日~3泊4日が多いようです。尿検査や血液検査において、より精度の高い検査が行われます。費用は本人の3割負担で大よそ1日1万円程ですので、3万円~4万円となります。
教育入院の場合
教育入院では、2泊3日~2週間のケースが多いようです。入院中は様々な検査を受けたり食事療法や運動療法についての指導を受けます。
また、費用は3割負担で3万3千円~16万円となりますが、健康保険の適用となる入院ですので限度額を超えた場合は高額療養費の手続きも忘れずに行いましょう。手続きを行った場合、最高でも9万円の自己負担になります。
治療入院の場合
治療入院では症状や入院中の病状の改善状況にもより異なりますが、4週間程度の入院期間になることが多いようです。ただし、あくまでも目安ですのでこれよりも長い入院期間が必要となる場合もあります。
入院期間が長いと費用もかさみますので、3割負担でも30万円前後になります。また、医療費が高額になる時には、予め高額療養費の手続きを行っておくことをお勧めします。
まとめ
このように、糖尿病の入院は場合によって長い入院期間と高額な費用が必要となることがあります。また、糖尿病は生活習慣が大きなウエィトを占めています。
ですので、普段から体の状態に注意を払い予防に努め、健康診断を定期的に受けるようにしましょう。そして、もし不調のサインを感じたら早めに病院を受診する事が重要です。