
冬になるとRSウィルスが流行し始めます。2歳までのほとんどの幼児が100%感染すると言われていて、大半は症状も軽く、風邪と同じような症状が現れ、自然に治癒することがほとんどです。
しかし、中には重症化するケースもあり、特に乳児は入院治療が必要となるケースや命に関わるケースもあるなど、要注意の感染症の一つです。そんなRSウィルスにはかかってしまった時、どんな治療法があるのかを紹介したいと思います。
治療法一覧
RSウィルスに感染していると診断された場合の治療法ですが、実はRSウィルスへの特効薬というものがありません。
そのため、症状を抑えるための対症療法が基本となります。熱が高い時は、解熱剤が処方されます。
咳が強い時は、痰を切りやすくする薬や気管支拡張剤といった薬が処方されます。鼻水が多い場合は、病院で吸引をするといった治療法が行われます。
これらの対症療法で、数日でほとんどの患者さんが改善すると言われています。しかし、中には重症化して、肺炎や細気管支炎などを発症するケースもあります。肺炎や細気管支炎を発症した場合は抗生物質が処方されることもあります。
特に乳児は重症化しやすく、RSウィルスに感染した場合、入院して治療を行う場合もあります。ミルクの飲みが悪い時には点滴治療も行われます。
自宅での対処法
病院での対症療法に合わせて自宅でもできる症状への対処法を紹介したいと思います。
『お部屋の加湿』
空気が乾燥していると、鼻づまりを起こしやすくなったり、咳が出やすくなったりしますので、加湿してあげると症状が和らぎます。
『水分補給』
こまめに水分を補給し、脱水にならないように注意が必要です。一気に飲んでしまうと吐いてしまうこともあるため、少ない量を数回に分けて飲むと効果的です。
『鼻水を取る』
乳児の場合、鼻水も怖い症状の一つです。鼻水があるだけで呼吸が苦しくなるため、自宅でできる範囲で、鼻吸い器で鼻水をとってあげましょう。また、鼻づまりがひどい時は、蒸しタオルを鼻にあてて、蒸気をあてると鼻の通りがよくなります。
まとめ
病院での治療法に合わせて自宅でも症状に合わせて対処し、早めに症状が改善するように働きかけましょう。
特に乳児がいるご家庭では、家族がただの風邪だと思っていてもRSウィルスに感染している可能性もありますので、ご自宅でもマスクを着用するなど、乳児に感染しないようにすることも大切です。
RSウィルスだとわかれば、対症療法も早めに行い、重症化を防ぐことができます。早期発見、早期治療が重症化を防ぐ第一歩ですので、呼吸がおかしい、咳が長引いているといった症状が見られたら早めに医療機関を受診するようにしましょう。