
特効薬を開発したら間違いなしと言われている病気の中に「風邪」が挙げられます。その風邪の原因となっているのはウイルスが多く、種類は非常に豊富で一つ一つに対応していくには莫大なコストがかかってしまうでしょう。
そんな厄介なウイルスにアデノウイルスが存在しています。アデノウイルスは主に冬の風邪の原因の一つとされており、完全な感染予防も難しいとされているウイルスです。
アデノウイルスに感染した場合、どのような治療や検査が行われるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
アデノウイルスとは
アデノウイルスに感染するのは、中学生以下の子供であることが一般的ですが、大人でも感染することが知られています。
子供の感染が多い理由としては、アデノウイルスは春から夏にかけて活性化する傾向があり、プールの授業を通じて集団感染などを引き起こすことが大きな理由です。
アデノウイルスが引き起こす症状には子供や大人といったことは関係がなく、アデノウイルスの遺伝子型によって変わってきます。多くの場合、プール熱と呼ばれている咽頭結膜熱や流行性結膜炎の症状です。
咽頭結膜熱は、高熱、頭痛、腹痛、下痢などの症状が代表的です。流行性結膜炎では、目の充血や目やにが主な症状で、熱を伴うことはありません。
治療法一覧
治療方法に関しても、子供と大人で大きな違いはなく、対症療法が行なわれることになります。
先に触れたようにアデノウイルスは風邪の原因ウイルスであることが判明しており、抗ウイルス薬やワクチンなど予防接種はありません。発症してから、その症状に合わせて薬を服用していく必要があります。
ただ、アデノウイルスの遺伝子型によっては、子供の方が重症化しやすいこともありますし、髄膜炎や脳炎などを併発するケースもありますので、検査を受けられるなら受けておきましょう。
検査法一覧
アデノウイルスを検査する方法は、鼻からウイルスを摂取する方法と咽頭拭い液を使用して検出する方法があります。
どちらの検査もそれほど時間をかけずにウイルスの検出ができます。より詳細な検査を行なう場合は相応の日数と費用が必要になってきます。
アデノウイルスは遺伝子型が50種類以上確認されているので、詳細な結果を得ようと思えば、それなりの時間がかかります。
最後に
ただ、アデノウイルスが風邪の原因であることから、検査を行なっている医療機関にバラつきがあります。事前に電話などでアデノウイルスの検査を行なってもらえるのかを確認しておくようにしましょう。