
アデノウイルス感染症は、インフルエンザの次に感染者の多い感染症です。ですが、一般的な知名度は未だに低く、これを読んでいる方にも、最近初めて耳にしたという方も多いのではないでしょうか。今回は、そんなアデノウイルス感染症について解説します。
原因
アデノウイルスは49種類の型がある非常に多様性に富んだウイルスになります。主な感染経路としては、飛沫感染 (咳・くしゃみ)や接触感染 (吐瀉物・便)などが挙げられます。
症状
主なアデノウイルスの症状としては、発熱や喉の痛みが挙げられます。「なんとなく熱っぽい」や「なんだか体調が優れない」とおもったら、血液検査を受けるようにしましょう。
また、病院では、血液検査の他にも喉の奥の浸出液を綿棒で調べて、膿がある場合はアデノウイルスだと診断されます。(検査時間は15分程度です。)
治療法・薬
冒頭にも書きましたが、アデノウイルスは非常に型の多いウイルスなので、どの型のウイルスに感染しているかによって、症状が異なります。
また、アデノウイルスの根本的な治療法は存在せず、対症療法がメインになります。ここでは、個別の症状に対する治療法や治療薬を紹介します。
気管支炎
症状としては、頭痛・咳・発熱などが見られます。充分な水分補給・休養が必要です。高熱の場合のみ、解熱剤が処方されます。
扁桃腺炎
高熱が数日続きます。喉の腫れで水分の補給も難しいですが、乳幼児の場合は10-15分置きに、ティースプーン1杯の水をゆっくり与えましょう。水分の補給を切らせないように注意が必要です。
咽頭結膜熱
目が充血し、目ヤニや涙が出てきます。解熱剤が処方されます。学校伝染病の1つで、乳幼児がかかることが多いです。風邪のような症状で始まります。
流行性角結膜炎
目の白い部分が赤く充血し、目ヤニも多く出ます。時には、抗炎症剤の目薬や抗菌薬が処方されます。学校伝染病の1つで「はやり目」と呼ばれます。
肺炎・髄膜炎
重症化すると肺炎や髄膜炎を併発することがあります。乳幼児が発症した場合は、入院が必要です。
無菌性髄膜炎
頭痛や発熱、嘔吐の症状が見られます。解熱鎮痛剤が処方されます。
胃腸炎
脱水症の予防のため、十分な水分の摂取が必要です。また、ウイルス性の嘔吐や下痢を緩和するための整腸剤が処方されます。また、点滴が必要になることもあります。
出血性膀胱炎
排尿時に痛みを伴います。血尿が生じることもあります。血尿は、アデノウイルスの症状でなく、薬の影響の場合もあるので、医師に相談するようにしましょう。
まとめ
今回は、アデノウイルス感染症の症状・治療・予防法・薬について解説してきました。病気は予防が肝心ですね。こちらの記事を参考にしっかりと対策をしてくださいね。