
発症すると辛い下痢や嘔吐が続くアデノウイルス。主に子供が感染する病気なので、小さなお子さまを持つ親御さんは心配なところが多いかと思います。今回は、アデノウイルスの下痢が続く期間とその間の食事についてまとめていきます。
目次
アデノウイルスとは
アデノウイルスは、風邪症候群を引き起こす病原ウイルスの1つで、49種類・型があります。それらの型の違いにより、軽い風邪のような症状から、肺炎や結膜炎などの重い症状まで様々な症状が現れます。
アデノウイルスの特徴は季節性はなく、一般に潜伏期間は5-7日間で、感染経路は、水・飛沫物・直接接触・便だと言われています。アデノウイルス感染症は抗生物質が効かず、現在のところ、特効薬はありません。
しかし、全体的に細菌の混合感染を防ぐために抗生剤を使用し、発熱や脱水症状に対しては、それぞれの症状に適した治療を行います。また、重い症状の場合、ステロイドやガンマグロブリンを使用します。
一部の重症を除いては、時間が経てば、自然に症状が治ると言うことが分かってきています。また、この症状は免疫力が付きにくいため、繰り返しかかることが多いようです。
下痢の症状が続く期間
発症すると、38-39度の高熱が5-7日ほど続き、同時に下痢や嘔吐といった症状が現れます。ですので、下痢が続く期間としては、長くとも1週間程度と見積もっておくのがよいでしょう。
また、発熱・下痢・嘔吐以外にも以下のような症状が見られることがあります。
- 気管支炎
- 上気道炎
- 扁桃腺炎
- 咽頭結膜熱 (プール熱)
- 流行性角結膜炎
- 肺炎
- 無菌性髄膜炎
- 胃腸炎
- 出血性膀胱炎
食事での注意点
普段の子供の食事内容によって違いはありますが、下痢の症状が出ているときに食事で注意すべきポイントを挙げておきます。
母乳の場合
授乳はそのまま続けても問題ありません。ただし、量を少なく、回数を多くするようにしてください。
ミルクの場合
普通の濃度のミルクで大丈夫ですが、下痢がひどい場合には半分くらいに薄めたものにしてください。下痢が治ってきたら、徐々に濃度を戻していきましょう。
離乳食の場合
下痢がひどい時には、母乳や薄めたミルク、野菜スープや味噌汁の上澄み、リンゴのすりおろし汁などお腹に優しいものを選んでください。
下痢が治ってきたら、お豆腐やお粥、ベビー煎餅やウエハース、ニンジンやカボチャの煮潰し、煮込みうどんなどがおすすめです。ただし、様子を見ながら慎重に食べさせましょう。
普通の食事の場合
普通の食事をしていた場合に食べても良いものと悪いものをリストにしてみました。
良いもの
- うすい番茶
- 重湯
- 野菜スープ
- リンゴのすりおろし汁
- お粥
- うどん
- おじや
- 食パン
- ウエハース
- 白身魚
- うすい味噌汁
悪いもの
- 冷たいもの (炭酸飲料・牛乳・アイスクリームなど)
- 刺激の強いもの (香辛料・コーヒーなど)
- 脂肪の多いもの (揚げ物・肉類・卵・バターなど)
- 繊維の多いもの (芋・ゴボウ・海藻・菜っ葉など)
- 砂糖が多いもの (お菓子・ジュースなど)
水分補給をしっかりと
上記のいずれの場合であっても、下痢で一番怖いのは脱水症状になってしまうことです。ですので、水分補給をこまめに行うようにしてください。また、水分と一緒に失われてしまう電解質を補給することも重要です。
最後に
今回は、アデノウイルスで下痢が続く期間とその間の食事について見てきました。
まとめとしては、
- 下痢が続くのは、長くとも1週間程度
- 食べ物は消化に優しいものを
- しっかりと水分補給する
といった感じです。
上記の内容や医師のアドバイスを参考にして、辛い下痢の症状を乗り切ってください。