
「中耳炎」は耳の構造の中耳と呼ばれる部分に細菌がはいることで炎症がおきる病気です。子供がかかりやすい病気として知られていますが、大人もかかることのある病気です。ここでは、中耳炎の症状を大人と子供分けてまとめます。
大人の症状
中耳炎には2種類あり、「急性中耳炎」と「滲出性中耳炎」があります。
急性中耳炎は喉や鼻から細菌が入り込み中耳が炎症を起こして腫れて膿がたまり、溜まった膿が限界を超えると鼓膜をやぶり、耳垂れとして出てきます。
症状としては、
- 激しい耳の痛み
- 発熱
- 耳の片方の聞こえが悪い
- 聞こえの悪い症状が数週間残る
があります。大人の場合は耳の構造的に子供より耳管が長いため中耳炎になりにくいのですが、一旦発症すると重症化したり治るまで時間がかかったりする事もあるので注意が必要です。
滲出性中耳炎は内耳に水がたまる病気です。炎症が起きて水が溜まると本来であれば耳管を通って外へ分泌物として流れ出します。しかし、耳管の働きが悪いとその分泌物の排出ができなく、耳の中に溜まってしまいます。
そのため滲出性中耳炎の症状は、
- 自分の声が響いて聞こえる
- あくびをすると水のような音がする
といった形で現れます。また、急性中耳炎と違い、熱や激しい痛みを伴わない事がおおいため気づきにくく、治療が遅れたり難聴を引き起こす可能性があります。
子供の症状
子供の耳は成長途中であり耳管が未発達のため、細菌が侵入しやすい構造になっています。そのため風邪をひいた時などに鼻や喉の症状がある時に特に中耳炎にかかりやすいようです。
子供の中耳炎も「急性中耳炎」と「滲出性中耳炎」の2種類があります。また、急性中耳炎が3ヶ月以上治らない時は「慢性中耳炎」と言われています。
急性中耳炎の症状は、
- 耳の痛み
- 発熱
- 耳鳴り
- 耳が塞がれたような感じ
- 耳垂れ
があります。乳児の場合は症状を訴える事ができないため理由なく不機嫌になったり泣いたり、耳を触ったりしますので、こういった症状から中耳炎を疑うことができます。
滲出性中耳炎はかかっていても自覚症状を訴えない事が多いと言われています。そのため、周りの大人達が子供の状態の変化に気づいてあげる必要があります。
症状としては、
- 集中力が低下しぼーっとしている事が多い
- 呼びかけに対する返事が遅い
- テレビの音を大きくする
乳幼児では、
- 耳を触る
- よくぐずついたり、泣いたりする
- 言葉の発達が遅い
- 不機嫌で怒りっぽい
このような行動の変化があったら中耳炎を疑って耳鼻科の診察を受けるようにしましょう。
まとめ
中耳炎は治るのに時間がかかったり、何度も繰り返してかかったりする病気です。症状があったら早めに耳鼻科を受診して完治するまでしっかりと治療を受けるようにしましょう。
また、滲出性中耳炎は子供がかかった場合気付きにくい病気ですので風邪をひいた後は特に行動の変化などに注意して見てあげるようにしましょう。